『絆』
私達って友達でしょ
親子なんだから当然よね
同僚のよしみじゃないか
おしどり夫婦で羨ましいわ
同じクラブの仲間だろ
兄弟だから似ているね
「そうやって徐々に、私達の自由意志というものは束縛されていくのだ」
「……酷い言い草だな。
お前が勝手にそれらの関係や言葉に絆されているだけだろう?」
「そらみろ、私は絆されているんじゃないか。
それは束縛されているのと同じことだ」
「言葉尻だけを取るなよ、"勝手"にと言ったんだ。
絆されていると理解していながらも、その関係を続けているのはお前の自由意志だろう?」
「むぅ……しかし、これらの関係性によって行動や感情が制限されるのは確かな筈だ」
「その通りだ、そしてそれにお互いが心地良さを感じている。
その関係性の事をなんて呼ぶか知ってるか?」
「……何だね」
「"絆"だよ」
「…………君は態度に見合わず、中々のロマンチストのようだ」
「……うっせ」
『たまには』
自分の書く作品では基本的に『愛情』だとか『友情』だとか『希望』なんかを意識して世界観をつくってます。
……急に何の話だと思われるかもしれませんが、たまには自分語りでもしてみようと考えまして。
興味のある方は居ないかもしれませんが、たまになら良いかな……なんて!
コホンッ
話を戻しますね。
例えばこちら、短いですが作品を書いてみました!
──────
何が実力だ
既に格差のある社会だったじゃないか……!
生まれた時から既に格差がのさばっていた社会だったじゃないかっ……!
……何が努力だッ!
そんなものとっくにしてるに決まってるだろッッ!!
分かったような口調で俺を語るなッッ!
なんなんだよッ!クソッ!!
──────
……はい、ご視聴ありがとうございます!
こちらの作品では自分の考え方を土台に、そこから最初に挙げた三つの要素を適当に引いてみた感じです。
何だか主人公が絶望してますね、申し訳ないです(サイコパス感)
つまり何が言いたいのかというと……こういう暗い作品は、自分の考え方とは違いますからね?ということです。
もちろん土台にはありますが、そのままの考え方ではありません!
……自分は基本ハッピーエンドが好きなんです。
ですから自分の作品を読んで頂いて(暗い話だなぁ)と思ったその時には、今回の話を思い出して貰えるともう少し楽しめるかもしれません……!
これで自分語りを終わりますね、最後までご視聴ありがとうございました!
……もっと上手に文章を書いてみたいものですね。
『大好きな君に』 105
人生なんてテキトーに生きている人も多いと思うんですよね
自分を変えたければインドに行くといいです
そうしたら人生観が変わるらしいですから
何か分からないことがあればアマゾンの奥地に行くといいです
そこに答えがあるらしいですから
道に迷っても不安になる必要はないです
最終的にはローマに辿り着くらしいですから
……意味が分からないでしょう?
でもそれで正解なのかも知れません
テキトーで良いんですよきっと
テキトーで
だから
辛いことがあっても考え過ぎないでくださいね
だから
悲しいことがあっても自分を責めないであげてくださいね
あなたは何時も無理をしてしまいますから
心配ぐらいはさせてください
肩の力を抜いて
もっと楽な体勢で
陽気に楽しく生きましょうよ
"Row your boat
Life is but a dream."
"ボートを漕ごう
人生はただの夢"
…………なんてね
『たった1つの希望』
笑っている人が好き
幸せそうな人が好き
その人達を見て思うんだ
自分も何時か笑えるんじゃないかって
自分も何時か幸せになれるんじゃないかって
笑っている人を羨む必要なんてない
幸せそうな人を憎む必要なんてない
その人達は未来への希望なんだ
誰も笑えない世界なんて
どれだけ頑張っても希望を見いだせないよ
この世界には幸せがあるんだって
それが分かっているからこそ
僕達は生きていけるんだ
『現実逃避』
人生なんて全てが運だ
上を見ればキリがない
下を見てもキリがない
じゃあその差は何故できた?
…………あぁそうだ、運だ
努力?
そんなもの出来たらするのが当たり前だ
世の中には努力をしたくても出来ない人だっているんだからね
努力が出来るか出来ないか、それだって運だろう?
僕達は命が宿ったその時からサイコロを振り続ける
そのサイコロを振れるかどうかもサイコロで決めるのだ
例えば今僕の目の前には給食のミニトマトがある
僕はこのミニトマトを食べなければ、昼休みを有意義に過ごすことを許して貰えない
……これは理不尽ではないのか?
僕だってミニトマトを美味しく食べたいとは思う
しかし嫌いなものは仕方がないだろう?
自分はそういう星の下で生まれたのだ
言い換えるのならば"運が悪かった"のだ
好き嫌いはいけませんだって?
自分が"運良く"ミニトマトを美味しいと思える味覚を持っているだけで偉そうに
そもそも学校なんて何の意味があるのだ
評価されるのは読み書き計算だけ
"運悪く"それらが苦手な人達はまるでダメな人間のように扱われ、その自己肯定感を奪われていく
……こんなもの人為的に生み出された差別主義者の育成所ではないか
あぁ、僕は悲しいよ……涙が出てきた
「……先生、〇〇君ミニトマトが苦手みたいなんで、変わりに私が食べてあげても良いですか?」
……こいつは何も分かっちゃいない
僕は世の中の理不尽に涙したのだ
決して目の前のミニトマトが嫌いで泣いたわけでは無い
「……あ、ありがとう」
……まぁ、理由はどうあれ僕の為を思っての行動だ
恩知らずにはなりたくないからね、この恩は何時か必ず返すとも