生きたるは 詩 竹内てるよ
生きたるは
奇蹟でもなく 生命の神秘でもない
生きたるは 一つの責である
病は五つあるとも 七つあるとも
どの一つもが 不治なりとも
死んではならないときに 死ぬまい
生きたるは 一つの責務
正しく死せんための 一つの証
正しき死にあってのみ
いかにして いのちを惜しまん
生きたるは一つの責
不安と苦痛にも 麻薬を用いず
正しき いのちの寿を守るため
生きたるは一つの愛
さびしさにも 不幸にも
いたずらにも嘆かず
自らのたましいを 汚さざるため
生きたるは
奇蹟でもなく 生命の神秘でもない
生きたるは
唯一にして 無二の責務
かなしくも いまだ
死に価することをせむため
生きたるは おくればせても
死に 価して死なんためなり
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
今日のお題を見て
すぐにこの詩が浮かびました
学生時代にこの詩と出会ってから
ずっと心に残っている詩です
# 生きる意味
二日月の
僅かな光に誘われて
今宵もひとり
夜の河を渡ります
時折流れ落ちる
小さな星の光に
願うことは1つだけ
夢の中でだけでも
あのひとに逢わせてください
微かな期待を胸に
眠りの国へと向かいます
# 流れ星に願いを
どれだけ想いをかけても
終わった恋は
枯れた花
何時かは
香りは失せて
色も褪せ
時の風に巻かれて
粉々になる…
そんな淋しいことを考えながら
見上げる空は
今日の心模様と同じで
今にも雨が降りだしそうな
暗い空
あーした天気になぁーれ!
# 今日の心模様
もう一度
君と出逢えたなら
きっとまた
君に恋をする
わたしの心の扉の鍵は
再び
君に差し出すだろう
# たとえ間違いだったとしても