君のまっすぐな瞳で
見つめられると
誤魔化しや嘘は
言えなくなる
不都合なことは
沈黙するしかない
察しの良い君は
瞳を伏せて
話題を変える
この曖昧さこそが
お互いの気遣い
思い遣り
長い歳月
喧嘩は一度もなかった
見つめあえることは
信頼の大きな証になった
# 見つめられると
あなたが
天国へと旅立った日に
わたしの心は
時の流れが止まってしまい
同じところで
ずっと立ち尽くしたまま
壊れてしまった
My Heart
あなたが好きだった
桜の花が
開き始めたというのに
今年もまた
咲くことも
散ることも出来ない
My Heart
# My Heart (440)
見たいのは
あなたの笑顔
聴きたいのは
あなたの声
触れたいのは
あなたの手
知りたいのは
あなたの現況
ないものねだりだと
出来ないことだと
分かってはいるけれど
逢いたい気持ちは
抑えようもなくて
# ないものねだり
相思相愛
互いに認め合う
特別な存在
出会って
至福
別れて
不幸
そしていまは
感謝の念
# 特別な存在
バカみたいに夢中だった
君の姿を見るだけで
君の声を聴くだけで
心拍数は跳ね上がり
君の一挙手一投足が
絶えず気になった
ストーカーになるほどの
勇気も実行力もなく
それでも時には偶然を装い
君の帰り道で
気付かれないように
こっそりと待ち伏せたりもした
見返りなど
なにも求めてはいなかったし
考えたこともなかった
君に会えることが
幸せのすべてに思えていた
幼くて可愛い
わたしの初恋物語
# バカみたい