君の声がする
まだまだ寒い冬というのに
最近夏のような春のような風の匂いがする
その時、あの初夏の想い出が蘇る
戻りたいとも思い、苦いとも感じるあの季節
なぜこんなにも、複雑な心境になるかというと
その風に乗って君の声がするような、
君の笑い声、君のあの口癖
君との幸せだった日々が簡単に思い出せる
それが嫌なんだ
それが私を苦しくさせる
ここまで君を想い出として心にしまうのに時間が
すごくかかった
なのにこんな風の匂いだけで、いとも簡単に君との日々が、やりとりが鮮明に浮かぶ
未練はないけど、
関わりを持ちたいとも思わないけど、
あの時の君ともう一度話したいとは思う
そっと伝えたい
甥っ子として生まれた貴方へ
そっと伝えたい
貴方はみんなから愛されてるからと
貴方はみんなの希望の雫だと
貴方はみんなから守られていると
貴方が泣きやまない時は少し困っちゃう
でも
泣き声、泣き顔とっても可愛くて愛おい
貴方が笑ってくれた時
私達の心は優しさで満たされる
そっと伝えるよ
いつもありがとう 愛してる
静かな夜明け
夢から目覚め
窓の外を見る
スマホに目をやり時間を見る
まだ寝れたけど、目が覚めてしまった
家族を起こさないよう、そっと外に出る
寒いけれど、空気が澄んでいて気持ちがいい
運動がてら散歩する
空を見上げるとまだ少し夜の跡が残っている
シンと静まり返っている街
まるで世界に私だけのような感覚
ちょっと嬉しい
家に戻ってまたベッドに入る
朝日が昇るまでまた少しの間眠りにつく
バイバイ
昔の私も貴方も
バイバイ
私も前に進んでる貴方も前に進んでる
お互い幸せになろう
愛してる
愛してた
ありがとう
バイバイ
羅針盤
もうなにも分からないから
羅針盤で教えてよ私の道
どこを目指すべきかも
何を見るべきかも
全て疲れて全て分からなくなった
何もしたくない
石のようにそこで毎日じっと佇んで青空眺めてたい
そんな事はこの社会が許してくれないから
だから示してよ私の道を