Morita

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7/2/2024, 10:32:47 AM

ここに日差しはささない。だけどそれで良い。

木陰から広場を見る。太陽の下でボールを追いかけてはしゃぐ子供たち。それはまるで、スポットライトの当たる舞台のようで。

「あんたにもあんな時代があったんだよ」
母が横から口を出す。
「そうだよねえ」
今はもう、そこには出られないし、出たいとも思わない。

シャボン玉が飛んでくる。明るい広場から、風に乗って日陰の私のところへ。

まるで何かを伝えるように、
私の目の前でぱちんとはじけた。

【お題:日差し】

6/24/2024, 12:10:22 PM

「もう一年もこんなことやってるんだよなあ」

垂らした釣り糸は動かない。水面は同じ波紋を繰り返し描く。
昨日も今日も明日も、同じような日々を繰り返す僕らと似ている。


【お題:1年後】

6/23/2024, 12:21:26 PM

子供の頃は、何が好きだっただろう。
何に夢中になっていだろう。
思い出すにはあまりにも遠い過去になってしまった。

「いらっしゃいませ」

その青い花を見るまでは。

「気になります?」
「いえ」
「ずっと見てましたよね?」

若い女性店員にそう言われ、気まずさに目を逸らす。
娘と同じ歳くらいだろうか。

「この花、名前は何ですか」

小学校への通学路に咲いていたのと同じだ。小さな青い花をたくさん咲かせる。

初夏の日差し。クラスに馴染めなかった小学五年。

「アガパンサスですよ」



【お題:子供の頃は】

6/18/2024, 11:38:34 AM

私ひとり落ちたって誰も構いやしない。



【お題:落下】

6/9/2024, 7:06:48 AM

高校からの帰り道に、T字路がある。おれは右、あいつは左に曲がる。

しょうもない話をしながら


【お題:岐路】

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