どこにも行かないで
どこいにも行かないで、て
ふわふわの可愛い子ちゃんが言っている
私の後をトトトと、ついてくる
どこいくの?って私をみて、
仕事だよ、おでかけだよを伝えると
だめーと可愛いい仕草で気を引いてくる
ふわふわの可愛い子ちゃんにとって
大好きな人がどこかに行ってしまう不安は
どれくらいのものなのだろう
あの子と私の間に流れる時間は
同じ速度ではないと
わかっていたハズなのに
どこにも行かないよ、が言えないから
必ず帰ってくるから待っててねと抱きしめた。
手紙を書くと
手紙を書くと、
自分の気持ちが相手に伝わる感じがする
私は大切な人によく手紙を書く
家族、友達、好きな人、
相手に気持ちを伝えたい時に書く
昔から手紙を書く習慣が私にはあったから
普通のことだと思っていたけれど
どうやらそれも違ったみたい
今の時代、手書きで書く手紙は時代に反している
から、手紙を書くこと自体が減っていく気がするけれど私は自分で考えて手紙を送ることをこれからも大事にしていくと思う。
手紙は、送った相手に内容が残ってしまい
恥ずかしい気持ちがあるけれど
そこに書く手紙には、嘘偽りのない内容にしたいな。
いつか振り返った時、その時の気持ちが思い出されるように。
ただひとりの君へ
ただひとりの君はかけがえのない存在
それをこの世界では孤独と呼ぶらしい
だから孤独と感じることは当然なんだ
孤独は寂しいことではないんだ
ひとりひとりがかけがえのない存在
距離
私と他の誰かの距離
声が聞こえる
自分の本当の声が聞こえた気がした
その子は、
いつからか目立たないように
ここにいることがわからないようにして
身を潜めて生活していた
周りはその子の声を聞こうとしなかった
周りは聞いてもらうことだけを評価した
周りはその子の声を聞くことを拒んだ
だから私もその子の声を無視した
そうしているうちに私もその子の声が聞こえなくなっていた
その子の声に一度も耳を傾けないまま
だからその子は声を出すことを辞めた
気づけばその子は主張のない意志のない考えもない子と勝手に評価されていた
もう一度、私はその子の声を聞きたがった
今まで無視し続けた私に今更声を上げろなんて
なかなか簡単じゃない
だけど私がその子と向き合う形を示してから
その子は少しずつだけど
小さな声で、そっと話をし始めたんだ
少しずつ、少しずつ
私もその子の声が聞こえるようになった
私の中の本当の音