名前はまだない

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8/5/2025, 10:04:37 AM

消えてなくなりたい。
そう思ったことがある人はどれくらい居るのだろう。
僕はある。
別に死にたいわけじゃない。
だけど、生きたいわけでもなかった。
最近は夢を追う楽しさを知って、そう思うことは少なくなってきたけれど。
それでもたまに考えるし、きっとこれは僕の性質なんだと思う。
消えてなくならなくてもいいから、せめて少しの間だけでも。
ぷかぷかと何も気にせずに揺蕩っていたい。


〝泡になりたい〟

8/4/2025, 10:12:48 AM

「ただいま」か。
「おかえり」ではなく。
夏を迎える側ではなく、夏に迎えられる側というわけだ。
面白い感覚だな。

夏は暑くて嫌いだ。
汗はかくし、日焼けはするし、蚊に刺されるし……良いことなんて。
「ない」と言ってしまうのは少し気の毒かな?
それなら、何か素敵なものを僕にちょうだい?
君には何やかんやで世話にはなっているからね。
それじゃあ、今年も言わせてもらうよ。


〝ただいま、夏。〟

8/4/2025, 10:05:56 AM

あの頃の僕は、お喋りだった。
あの頃の君は、無口だった。
二人でおしゃべりといっても、話しているのは僕ばかり。
だけど、それでも良かったんだ。
僕の話の合間で耳をくすぐる小さな笑い声と優しい目が。
とても、とても好きだったから。

僕の、僕らの。
あの青い春は、炭酸の泡のように弾けては消えてしまうものなんだろうか。
ずっと鮮やかに輝いてはくれないものなのかな。


〝ぬるい炭酸と無口な君〟

12/15/2024, 9:56:17 AM

〝正しさよりも優しさが欲しい
 そしてそれを受け取れるのは
 イルミネーションみたいな不特定多数じゃなくて
 ただ一人 君であってほしい〟

この歌詞、何度聴いても泣きそうになる。


〝イルミネーション〟

10/12/2024, 10:05:41 AM

人が居なくなった教室も、

遠くで聞こえる野球部の掛け声も、

ぬるくなったコーヒーを流し込む歴史教師も、

意味もなく時計の針を見つめる僕も。

何だかとても愛しく映る。

それは、この時間だけが持つ特別な魔法。


〝放課後〟

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