NoName

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8/20/2024, 1:42:16 PM

さよならを言う前に

もう会わないとわかったから、今まで我慢して抑え込んできた感情を解き放ちたいと思った。さよならを言う前に、一言言ってやって、見返してやろう。

ポカンと口を開いたあいつにさよならと短く言って颯爽と消えてやる。

「もうこれでお終いだ、
君の甘いところ、嫌いじゃなかった。
しかしもうダメなのだ。
僕は虫歯の診断を受けたのだよ。」

ドーナツ

8/8/2024, 10:19:00 AM

私の靴先が指し示した少し先、
向こうの未来まで
大丈夫、ゆっくり歩こう。

なんて、今日は思えないほど
心が疲弊した。

蝶よ花よと呼びかける声は幽かに
この胸とみぞおちの間にあるのに
耳に栓をして、やらないと。
あぁ、今日も頑張って…やらないと。

このグラスにいっぱいになるまで
水を注いでください。
私のはずいぶん前から空っぽで
でも、そんなことは誰にも言えないでいるのです。

蝶よ花よ、鳥よ虫よ、生命よ星よ
いつでも優しい君たちの国に
いつか行けたら良いと思う

7/31/2024, 11:12:33 AM

人前で見せる顔が明るくて楽しげな人は、ひとりだと存外おとなしい人が多いように思う。

興味のアンテナが外向きで自分には興味が沸かないのか、普段無理してる分エネルギーをチャージしているのか。休息に変わりないだろう。

興味が内向きな人は、ひとりでも、ひとりでなくても心は自分に向いている。
だから、ひとりのほうがいい。
この人の広げた両手の中には他の人にはわからないとっておきの楽しみが渦巻いている。


7/30/2024, 1:08:23 PM

迷いを抱えて生きるのは大変だ。
どんな未来にも価値があるのに迷心には何も見えなくなってしまうのだから。。
みなが自分の将来を射程に入れるとき。澄んだ瞳なら何処までも見透せるのだろう。見えないほど遠くから飛び込んだ光が頭の中を照らした。

7/27/2024, 3:17:01 PM

神様が舞い降りてきて、こう言った。

「あんなあ、神さんやから言うても限度はあるわ。救済は無償提供ちゃうで。わしはわしを信ずるもの達全部を毎日救いつづけとるんや。それがなんかな、なんというか当たり前になっとるな。あって当たり前。水道みたいにな、蛇口ひねったら当たり前にきれいな水が出るみたいに思とるやろ。自分が困ってるときだけ神さん、カミサン言うけどな、普段息災に暮らすということのありがたみを忘れとる。ありがたみを思い出したらたまにはな、手ぇ合わせてありがとう言うて拝んでみいや。そしたら、あんたもわしも心ん中がホックホクやろ?」

人としてのマナーを神様から教わる夜10時。

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