（無数の誰かのひとり）

この世界では　ひとりであって
ひとりではない

無数の誰かのひとりとして
今日も生きている

（霧のむこうの足音）

いつも　深い霧のなかにいる
私は　怖くて　動けない

むこうで　足音がする　
こっちだよ、こっちへおいで
心地よい　優しい声がした

その声を頼りに　歩いたら
私は　やっと　深い霧を抜けた

そう　私はやっと　過去の辛い過去から
乗り越えられたんだ

貴方という　光に出逢ったから

（涼風の切符）

真夏の風が過ぎ去り　旅に出ました

夏風から　切符を受け取り　秋風がやってきます

秋風が来ると　木々は衣替えをします

太陽は　冬に備え　早く眠りにつきます

月は　変わらず　夜に起きます

秋風がやってくると　太陽は早く眠ってしまうので

月は　夏よりも　早起きになるのです

🐧の言の葉

どこまでも続く旅を
僕は　貴女と歩いて行けたなら
どれだけ幸せなことだろう

（古傷のコントラスト）

忘れられぬ　あの日の心の傷

まだ癒えぬ傷を抱え　心に影を落とす

いつからか　私の世界は　色をなくした

でも　あなたに出逢ってからは

私の世界に　光をくれた