〜手のひらの贈り物〜
公園のベンチにひとり座り、
そよ風の中、遠くを眺めていた。
両手を包むようにして、
男の子が駆け寄ってくる。
「はいっ。あげる!」
守るように摘まれた
四葉のクローバーが差し出された。
「……いいの?」
「いいよ」
男の子は走り去り、
手には小さな緑と、
触れたままの温もり。
手のひらの贈り物は、
幸運かは分からない。
それでも、
世界は少しやさしく見えた。
〜心の片隅で〜
いつも自信に満ち溢れ、
余裕さえあるよう振る舞う。
言わなければならないことは、
ハッキリと発言し、存在感を主張する。
間違いや過ちがあった際には、
きちんと謝罪をする。
当たり前のことばかりだ。
しかし、
心の片隅では、
本当にそれでいいのか?
我儘だと思われてないか?
要注意人物扱いされないか?
目立ちすぎてはいないかと、ひそかに迷う。
それを誰にも気づかせないまま。
〜雪の静寂〜
予報通りだった。
前日から降り続き、
瞬く間に一面が白に染まる。
泥濘に踏み荒らされた地面の凹地も、
何事もなかったかのように覆われ、
雪の静寂が訪れる。
自然の力を、まざまざと見せつけられる。
何だろう。
この、無力感は。
〜君が見た夢〜
それは幼い頃?
それとも学生の頃?
あるいは、つい最近のこと?
それがいつであったとしても、
追いたい時に追っていい。
そう決断したんだもの。
今が、そのタイミングなんだよ。
何にもしがらみを感じなくていい。
それは、君が見た夢なのだから。
〜明日への光〜
今日も、どっぷりと疲れている。
ストレス過多ではあるけれど、
週末の予定があるから、
何とか乗り切れる。
趣味で発散するのもいいけれど、
もっと心と身体が満たされるものがいい。
それには、やっぱり休息なのかな。
でも、それだけではもったいない気もする。
まだまだ週始め。
週末の予定を思い浮かべながら、
一日一日を、確実にこなしていこう。
明日への光は、
私を回復させる養分となる。