〜星になる〜
己のことなのに、
どうにも決断が出来ない。
特に誰かに相談するほどでもない。
ただ、迷いがある。
未来なんて、
どう進むかは不確定だから、
決断しかねてしまう。
そんな時は、
星になる、その道しるべを探そう。
参考になるものは、きっとある。
それを、
自分の光に変えればいい。
〜遠い鐘の音〜
炬燵に入り、
ダラダラしながら
年末のテレビ番組を観る。
この時期は、
遅くまで起きていても
翌日に支障をきたさない。
眠たくなったら寝ればいい。
そんな心地よいタイミングで、
遠い鐘の音が聴こえてくる。
あ〜。
そろそろ新年を迎える。
気持ち新たに、
切り替えなきゃな。
〜スノー〜
そこは、閉じ込められた世界。
時間が切り取られたまま、
同じ景色だけが静かに続いている。
大きく揺らされるたび、
雪は舞い上がり、
ほんの少しだけ空気が変わる。
その合図は、いつだってあなた次第だ。
いつまで、手に取ってもらえる?
いつまで、興味を向けてもらえる?
いつまで、見える場所に置いてもらえる?
気づけば、薄い埃に覆われていないか。
忘れられた冬のまま、
静かに息を潜めてはいないか。
──そのスノードーム。
〜夜空を超えて〜
座席のシートベルトを締めた瞬間、
こらえていた涙がそっと溢れた。
これから飛び立つというのに、
胸の奥から思いが込み上げてくる。
今までの楽しかった思い出たち。
離れるなんて、考えたこともなかった。
だけど――また会えるよな。
どれだけ遠くへ行っても、
会いたい人には、会いに行けばいい。
そう思えば、いつだって戻ってこられる。
俺たちの絆は、夜空を超えて、
これからもずっと固く結ばれているのだから。
〜ぬくもりの記憶〜
公園を散歩していたら、
茂みの陰から小さな子猫がふいに姿を見せた。
人慣れしているのか、
迷いなく足に擦り寄り、
顔を押し付けては、
下から大きな目でこちらを見上げてくる。
しゃがみ込んで背中を撫でると、
安心したように寝転がり、
お腹まで見せてきた。
う〜ん、なんて愛らしいんだろう。
その小さな生命のあたたかさに触れた瞬間、
幼い頃に飼っていたチビ助のぬくもりの記憶が、ふっと蘇った。
──天国で元気にしてるかな。