novel

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6/14/2024, 1:10:28 PM


失恋した。

大好きだったあの人に

今日、振られた。

涙を必死に堪えようと上を向いて、

自分の視界からは、

雨のような大粒の水が止まることを知らず溢れた。

「どんな雨でもいずれ止む」

だから私は、雨が止むのを待った。

ひたすら、私が振られた場所で

端っこで1人、雨を降らして。

20分くらいしたら、雨が止んだ。

空を見上げると、空は真っ青に染まっていた。

まるで新しい恋がみのったかのように。

あぁ、いやだな。

この天気。

あぁ、嫌だな

こんな気持ち。

捨ててしまいたい。


(題・あいまいな空)

6/13/2024, 2:30:48 PM

帰り道にね

あじさいを見つけたの。

でもね、そのあじさいね、

かれていたの。茶色くなってたの。

それでね、踏まれてたの。

周りにいるあじさいは、踏まれてないのに。

かれたら踏んでいい花なんてあるのかな。

よくわかんなかった。

みんな自分が踏まれたら怒るのにね。

ただそう思った暑い夏の始まりの日。

(題・あじさい)

6/12/2024, 12:48:16 PM

私は好き嫌いがないの。

全部美味しく食べられちゃう

だってほんとに美味しいんだもん

みんななんであれが嫌いなのかわからない。

あんなに美味しいのに。

でも、私、

あれだけはきらい。

なんだっけ、名前。

アイスの上に乗ってる怪しい葉っぱは

味とかじゃなくて

ふつうにこわい。

(題・好き嫌い)

6/11/2024, 2:33:30 PM

淡い風が吹く春の空

アスファルトの匂いが絶えず

ふわりと舞い上がる桜の花びら

大きな雲のした

私は今、街をあるく。

一歩、二歩、三歩、

こんにちは

挨拶が絶えないこの街を

私は挨拶街と名づけた

一歩、二歩、三歩、

ありがとう

感謝が絶えないこの街を

私は感謝街と名づけた

あぁ、今日は

どんな街へ行こうか

(題・街)

6/10/2024, 1:34:45 PM

わたしのやりたいこと。

私の夢はない。

目標もない。

それに向かって努力する気力もない。

それでも今、筆を走らせている。

この自分の一瞬の感情を残すために

下書きなんかない。

だから今思う感情を、想像を、ここに書き連ねている。

やりたいこと、好きなこと、得意なこと。

全部ひっくるめて

やっぱり私は「書くこと」がやりたいことなのだと思う

(題・やりたいこと)

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