novel

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失恋した。

大好きだったあの人に

今日、振られた。

涙を必死に堪えようと上を向いて、

自分の視界からは、

雨のような大粒の水が止まることを知らず溢れた。

「どんな雨でもいずれ止む」

だから私は、雨が止むのを待った。

ひたすら、私が振られた場所で

端っこで1人、雨を降らして。

20分くらいしたら、雨が止んだ。

空を見上げると、空は真っ青に染まっていた。

まるで新しい恋がみのったかのように。

あぁ、いやだな。

この天気。

あぁ、嫌だな

こんな気持ち。

捨ててしまいたい。


(題・あいまいな空)

6/14/2024, 1:10:28 PM