11/11/2024, 12:42:38 AM
ススキ
秋になると通学路はススキのストリートで、風が吹くたびさわさわさわさわと鳴り、話し声を打ち消し、自然の音だけが残った一瞬の沈黙が訪れるような帰り道。子供ながらに、ダイナミックに揺れるススキの穂を見るたび、心惹かれた。風によって落ちた穂を拾い集めては、持った穂を独り風に靡かせながら、赤く照らす夕日に向かって走れるまで駆けぬけた。
10/2/2024, 11:04:26 AM
奇跡をもう一度
9/22/2024, 9:29:32 AM
秋恋
秋が恋しいなんて、今年の夏がなければ思わなかったかもしれない。雨上がりの寒くなった温度に心地よさを感じる。この秋がなくなりませんように。
9/19/2024, 8:10:23 AM
夜景
誰かが言った。命の瞬きのように見ていた星空が、実は死んでいく灯だったとしたら綺麗だと声に出して言えるのかと。私は声に出していえなくなってしまった。無知は自分の思いに対する冒涜だと思った。でも、それを知らなかった私はただ綺麗だと、心の底から思ったんだ。だって、その気持ちに嘘はないから。今はそんな気持ちが大切だと思ってる。
9/13/2024, 1:30:51 PM
夜明け前
それまでの自分を否定するわけじゃない。
ただ、夜明けを待つだけじゃ、明日は来ないから。
何も取り柄がないから怖くて、周りの言葉が怖くて、自分の選択が間違っていないか怖くて。
でも、どうしてか、一歩踏み出して見たい。
今が悪いわけじゃない。ただ、もう少し、自分に期待してみたくなったんだ。