耳を澄ますと
心臓の音がする。一般的な心音とはいかないが着実に生きようとしている。…よかった、生きようとしている。呼吸音と心音、無機質な電子音だけが病室に静かに響く。目覚められたらまずは謝罪だろうか、それとも手術の話だろうか。あまりにも話さなくてはいけないことが多すぎる。まずは…
※二次創作です。
二人だけの秘密
『まるで秘密ができたみたいですね』
いたずらが成功したみたいに笑う。普段の余裕のある笑みと違う顔。ああ、この人もちゃんと人間なんだ。完璧すぎて忘れそうになる。少しずつ会話らしい会話をできるようになって意外と年が近いことを知った。どう変えしたらいいかわからなくて曖昧に笑った気がする。
また、嫌なことを思い出した。
※二次創作です。
優しさだけで、きっと
俺は知っている。優しいだけでは生きていけないことを。優しいだけでは腹は膨れない。心が満たされるなんて綺麗事もあるが空腹は満たせない、生きていけない。ただ優しいだけ、綺麗事を並べるだけその姿が腹が立つ。何もできやしないくせに、救えもしないくせに。その優しさが全部仇になるってこと早くきづけよ。
※二次創作です。
カラフル
先生があの日教えてくれたこと、今ならわかる気がする。あの時は余裕もなかった、どんなに頑張ってもすぐに大人にはなれない。夢ができて、その夢に向かって走り出して、仲間ができて。バクアゲな夢を持ってきた白色。クールで熱い青色。考えもしない方向にもっていくピンク。どこまでも真っ直ぐな黒色。どんなことでもサポートするオレンジ。新しい風を巻き起こす予感がする紫。先生にも見てほしかったな。俺のカラフルな仲間を。
※二次創作です。
楽園
「はい、安全ですよ。悪魔が暴れることもありませんし悪魔が生まれることもありません。もちろん安全は我々が保証しています。そのための場所ですから。その先のことは皆さんが気にすることではありませんよ。…そうですね、この先押印していない人の方が少なくなりますから隔離されるのは押印していない人になりますね。悪魔が生まれるかもしれない人達が自由なのは良くないですよね。…欲によって悪魔は生まれますから、本当は自由にさせてはいけないんですよ?大丈夫ですよ、一瞬で終わって痛くないですよ?」
天使のように優しいヒーローに導かれた。
※二次創作です。