流れ星が流れている時に3度願い事を唱えると、その願い事が叶うと言われている。
その話を聞いたのはいつ頃だろう。
家族でキャンプに行った時か。幼馴染みと寝泊まりした時だったか。
そんな数ある俗信は、いつの間にか当たり前のように知っていて、きっかけは記憶の奥底に仕舞われて思い出すことは出来ない。
夜空を見上げて白い息を吐き出した。
目を瞑ってみると、瞼裏に無数の流れ星が流れていた。
もしも今、本当に輝く星が流れたら。
『もう一度家族に会えますように』
そう、叶うはずもない願いを託すのに。
ゆっくりと目を開く。
変わらずそこには動くことの無い星が輝いていた。
[流れ星に願いを]
生きる上でのルール。小さい頃から当たり前のように理解している、してはいけないこと。
この世でその“ルール”の部屋から、大きく外れてしまうと二度とその中には入ってはこられない。
まるで中から鍵をかけられたように。
「君はこの世にいられない」と、彼らを突き放す。
少しだけ外れてしまった時は、誰かが手を差し出し「そちらに行ってはいけないよ」と扉を開いて招き入れてくれる。
きっと、誰もが踏み外してしまうことはあるだろう。全てを守ることなんてできる人はいない。
だからこそ、間違えて外に出てしまった時、手を差し出してくれる人がいたならば、その人の手を取って少しだけ周りを見渡してみるといい。
きっと変わることができるだろうから。
[ルール]
今日は比較的不安がなく穏やかな一日でした。
いつもは授業や将来、対人関係に漠然とした不安と嫌悪を持っているので過ごしやすい休日でした。
他人に嫌われて離れられる前に、自分を他人から引き剥がして壁を作ってしまう。
くっつきすぎてしまうと、離れられてしまうから。
それを続けていたら他人との距離の詰め方を忘れてしまった。
仲良くなりたいのに、自分が自分を好きになれないと他人に近づくことができません。
臆病者の僕。
[今日の心模様]