クリスタル

クリスタルって私好きだな。
めっちゃ綺麗だもん。
君と見た満月みたい。

私は満月を見る度に君を思い出すよ。
君はどうせ満月見ても月だなとしか思わないんだろな。

『夏の匂い』

夏の暑い夜の匂い
私が好きな匂い

君と一緒に海を眺めた時の匂い
それも私の大好きな匂い

でも振られた5月30日
夏のはじまりの匂いだったのに
好きな匂いだったはずなのに
大嫌いな匂いになった

『カーテン』

教室のカーテンって薄いよね
君と笑いながらカーテンの後ろに隠れてハグをした

そんなことをしていたあのころに戻りたいな

青く深く

青くて深い恋をしたかった。
君との恋は確かに青かったよ。
でも、とても浅かった。

『夏の気配』

5月30日
君に話があると呼び出された夜の公園
行ってみると君は下を向いて、ブランコに座っていた。

隣に座ってどうしたの？と私は明るく振舞った。
君は何も言わず、沈黙が続いた。
5月なのに沈黙の時間はすごく暑く感じた。
夏の気配がする。

去年の10月来年こそは花火見に行こうね!!
君とそう話していたのを思い出した。

別れたい。冷めちゃった。
そう言われて私は暑かったのが、一気に冷めた。
君は気持ちが冷めて、私は暑さが冷めた。

私の夏の始まりは、
君からの別れを告げられた。