NoName

Open App
5/27/2023, 11:21:35 AM

天国と地獄

私は水面の上で立っている。水なのに白色で、影は藍色だ。ここは、なんだか凄く明るい。もしかしたらここが天国なのかもしれない。いや、違う。ここは、天国じゃない。

「天国にしてはあまりにも明るすぎる」

ここは……地獄だ。死んだら天国か地獄、私が想像した方にいけたのに。私が想像していたのは地獄だったのだ。私は想像できなかった希望や光というものが。
そう思った瞬間ドロっと身体が溶けだした。背後の影の藍色が濃くなり気づいたときには姿を消していた。

5/17/2023, 7:16:47 AM

愛があればなんでもできる?

わたしは愛があればなんでも可能性は広げられると思うの。そうだ。ママに聞こう。

「ママ。愛があればなんでもできるの?」

母は、それには答えずに優しく微笑んで、わたしの頭を撫でた。母は、いつも言う。あなたのためならなんだってすると。ママは、わたしを愛しているのだと。
もしかしたら、愛があればなんでもできるというのはこのことなのだろうか。
母は、わたしの質問に少し待ってから答えた。

「お母さんも人間だからできないことはあるわ。でも、あなたのためだったら本当になんでもするかもね」

わたしは、その言葉を聞いた途端背筋に寒気が走った。

お母さんは、いたずらっぽく笑った。










6日間お休みします。

5/16/2023, 7:48:02 AM

「後悔」

彼女は金髪の髪をなびかせて、だだっ広い草原の丘の中央に立つ。
私はいま後悔していることは、ない。
いろんなことを乗り越えて今の自分はいるから、昔の後悔もいまの私でかき消されるくらい輝いているから。これからなにが起きるかまったく分からないけれど、その度に前に進んでいける自分でありたいと思った。

5/14/2023, 12:49:41 PM

風に身をまかせて、
彼女はホウキに跨り飛んでいた。いつ攻撃かきてもおかしくはない。全方向に意識を集中させ、わずかな気配や音にも敏感になる。そして彼女は、ゆっくりと深呼吸をし、前を向いた。


5/13/2023, 11:36:07 AM

おうち時間でやりたいこと

明日はどんな一日になるのかな。私はそんなことを考えて、ぼんやりとした頭を上げた。14時30分。もう、こんな時間か。とくに、やりたいこと……出来なかったな。


Next