3/7/2026, 11:06:05 AM
ふと目が覚める。夜闇の中、窓から注ぐ月光がカーテンを透過する。誘われるようにカーテンを捲り窓の外を覗く。濃紺に覆われた世界を、月光の白色が満たしている。
空には丸い月がこちらを見つめている。
思わず、息を吐く。
釘付けにされた目は、その幻想的な世界に夢中になり、暫し睡魔はなりを潜め美しさに浸った。
「お題 月夜」#196
3/5/2026, 2:04:50 PM
ほんの少しの贅沢をしよう。
ほんの少し自分を甘やかしてあげよう。
気を張り続けるのは疲れてしまうから。
自分の好きを摂取する時間が必要だ。
「お題 たまには」#189
3/4/2026, 1:35:23 PM
鮮やかな花々を薄桃色のラッピング紙と赤いリボンで包んでもらった花束。
君の事を考えながら選んだ、君へのプレゼント。
君の笑顔を思い浮かべながら、約束の時になるのを今か今かと待つ。
今、僕の心臓は早鐘を打ち、火を噴き出しそうな程に顔が火照って熱い。
はたして、君は喜んでくれるだろうか?
「お題 大好きな君に」#188
3/3/2026, 12:00:30 PM
精巧なお内裏様とお雛様。
最後は揃って箱の中。
楽しい一時が過ぎれば、待っているのは色の剥げた現実だけ。
「お題 ひなまつり」#187
3/2/2026, 3:07:48 PM
いつか止むと信じて雨に打たれ続ける。
いつか日が昇り、暗闇が払われると信じて夜を過ごす。
叶うはずがないと分かっていながら、今日も流れる星に願いを託す。
どうかこの苦しみが、いつの日にか終わりますように。
そうして今日も絶望の中を生きていく。
「お題 たった一つの希望」#185