8/15/2025, 5:14:48 AM
その瞳に映る世界は、いったいどんなものなのでしょう。
美しいものでしょうか?
それとも醜いものでしょうか?
貴方の瞳に映るその景色を、私も見ることができるでしょうか。
「お題 君が見た景色」#7
8/14/2025, 3:05:19 AM
たとえば、映画館で涙した時。
たとえば、あの時聞いた曲に出会えた時。
たとえば、大切な人がいなくなった時。
私の心は、言い表せない感情で満たされるのでしょう。
「お題 言葉にならないもの」#6
8/13/2025, 3:45:22 AM
濃紺の空に咲く、大輪の華。
喉を伝う、ラムネの味。
暑さが汗となって、大地を濡らす。
いつか思い出すある真夏の記憶。
「お題 真夏の記憶」#5
8/12/2025, 1:03:32 AM
茹だる暑さ。
アイスの冷たさが喉を伝い、頭を冷やす。
クリアになる視界に映る、夏の陽炎。
アスファルトを焼き焦がす太陽光は生命すらも焼き尽くさんばかりに輝いている。
否、命ばかりでない。ありとあらゆるモノを燃やし尽くす勢いだ。
人も、動物も、植物も、街も、等しく焼かれる。
地球という星そのものを常に照らしている。
それに比べれば、固形のアイスクリームを溶かすことなど簡単で、液状の雫が私の手を伝い地面に落ちようと、瞬時に気化してしまうのも自明の理。
こうして今日も、夏が過ぎていく。
「お題 こぼれたアイスクリーム」#4
8/10/2025, 1:13:44 PM
気安く優しくしないでよ。
私の事なんて何とも思ってないくせに。
私の事なんて何にも知らないくせに。
気安く私の心に触れないでよ。
傷んだ心が、悲痛に叫びだす。
どうして分かってくれない?
こんなに胸の奥が痛むのに。
どうしてそんなに他人事なの?
こんなに涙が出てくるのに。
何で簡単に済ませようとするの?
私の傷も痛みも、何も知らない人間が、気安く手なんて差し出さないで。
軽々しく出されたその手の温もりを、否応なく信じたくなってしまうから。
「お題 やさしさなんて」#3