どうして
まだ案山子でいられた頃、
小さな「?」を心に蒔いた。
生える棘は見えなかった
雨粒が頬を撫でれば、
痛み出す心の臓
考えれば、花をつけた
蕾を探しまた考えた。
傍から見れば花畑
枯れ落ちた花びらが、
また芽をつける。
足元を踏み荒らす
染まった赤が酷く痛く、
いつになろうときっと
案山子に戻れないように。
夢を見てたい
あなただけがいないなら
きっと白昼夢なんだろう
目を開いて見渡せば
あなたの笑顔が見えるから
悪夢なら心から離して
夢心地で幸せを歌おう
夢を汚す茨は
声を枯らしてしまおう
夢から覚めよう
あなたの声が届かない夢から
間違ったこの世から解かれて
あなたのもとへ行こう
惹かれゆくままに
20歳
もしも私が大樹なら
まるであなたは蕾のよう
悪しき雨風、つぶてが落ちようと
この手を離すことはないから。
あなたから離すそのときまで
あなたが花咲かせるその日まで、
悲しみの雨を拭いましょう
喜びの雨を落としましょう
あなたが迎えるその日を待って、
したためた愛を送りましょう。
あなたの居場所はいつも大樹に
いつまでもあなたの帰る場所。
良いお年を
こんな繋がってる空なんか見たって
君を感じることなんてなくて、
良いお年を、て言葉を聞くのは
明日へ向かう数秒前にしたいよ。
僕らの間の鐘の音より
僕らの先にある鐘を響かせようよ、
手を伸ばせば君より空が
今は近いみたいだから。
来年こそって期待くらい、
させてください。どうか、どうか
心の旅路
おいていかないで。
貴方だけの行き先は
きっと見えなくなってしまうよ。
見つけるなら、僕と貴方で
迷いながらでも、同じ胸の内で
旅には終わりがあるから、
僕達が向かうのは終点だろう。
けど、終わりは失うことじゃないって
僕らこの旅で学んできただろ
いつかの終点は今じゃなくていいよ
今向き合うのはこの分かれ道だ。
何度後ろ見たっていいんだよ
最後に前を向けたらいいよ
終点で笑えたらそれでいいなんて
甘えてるけれど、確かに思えたんだ。
僕ら歩幅合わせて終点の先の先へ。