永遠なんて、ないけれど
永遠の愛、だなんてきっとそんなものはない。
ときにはどうしようもなく辛くなって、
あなたを愛せなくなってしまうときもある
苦しみの種になってしまうこともある
でも、あなたが笑う度また愛が灯る
ずっと愛すことができる器用な人間ではないけれど
いつだってあなたを愛したいと心から願っている。
そしていつかあなたが1人で旅立つとき、
自信を持って伝えられるように
私の愛する自慢の子だとあなたに伝えられるように
今日もあなたと笑い合う、
いつかの未来を夢に見ながら。
コーヒーが冷めないうちに
コーヒーが冷めないうちに、
愛するあなたへ別れを告げましょう。
あなたの背中が見えなくなるまでに、
落とした悲しみの跡を消しましょう。
誰にも気づかれないように、
愛したあなたの名前を零してしまいましょう。
桜の木が見える部屋の中で、
叶わぬあなたとの未来に想いを馳せましょう。
花びらが落ちる前に、
穏やかに生を終えましょう。
パラレルワールド
あのときこの選択を選ばなければ、
あの選択をしていたらとよく嘆いてしまう。
そうして嘆くうちにひとつ浮かんでしまった。
なぜ私は選ばなかった選択が
良い方向に向かうと確信を持っているのかと。
それはきっと現在を生きる自分らの状況が
良くないものだからだろう。
だから更に良くない方向に行くとは
到底思わないのだ。
そう考えることは出来ても
いざ状況が悪くなったらまた後悔をしてしまう、
そういう生き物だと割り切るしかないのだ 。
楽観的になることが幸せを連れてくることもある。
僕と一緒に
君が伝えたかったのはなんだったのか
君が紡ぐはずの言葉は君と共に消えた。
伝えようとしてくれたとき、
君はどんな顔をしてたのかな。
それを知ることが出来ていたなら、
僕の前から消えることはなかったのかな。
いくら考えても帰ってくることは無い
それがきっと答えなんだろう。
君が死んでいたら、
なんて安易な希望も無いわけじゃないけど。
君のいない世界で生きるより
ずっと楽だと思ったから。
いなくなった理由を考え続けるのは疲れたから。
さようならを、愛しい君へ
虹の架け橋
夢は虹のようだと常に思っている。
遠方なら素晴らしく美しく、
美しさに酔い触れようとすれば
霞に撒かれてしまうような。
それを胸に抱こうと願うなら
虹を渡り歩くような妄想を
真剣に取り組まねばならない。
その様は酷く無様であったりする。
だが、そんな世迷言を成し遂げたものこそ
朧の虹を歩み切りその夢を永遠に抱けるのだろう。