ッかァ〜ッ!!やっぱ気持ちええな〜!
年に一度くらいこれに入れるけど、ポカポカして気持ちええんよな!
自分の下から上まであったか〜くなる。
はあ………。眠てえ〜。
ねむ…
……………ぐう。
あ!!やばい、寝落ちしかけてもうた。
「ねえ、このゆずって食べれるの?」
あ、え、…た、食べんといてやー!!!!
_2023.12.22「ゆずの香り」
二回読んでください。
その音が鳴ればみんな喜んで手を取り合う。
そう、新年を迎えたからね。
_2023.12.20「ベルの音」
「 ずっと一緒にいような 」
あなたなら必ず戻ってくれると信じてた。
前にそう言ってたのに。
ヒトに「オニ」と恐れられた私を、理解してくれたのは、一緒に歩んでくれたのは、全部あなただ。
私があなたと喧嘩して、家を出た時。
帰ればそこに、あなたの姿はなかった。
嫌な予感がした。それに気づかないふりをした。自然と涙がこぼれていた。
私の大切な、大切な宝物を、あなたが守ってくれたと分かった。
ヒトに襲われた?殺された?私の、宝物を?
許せない。
赦せない。
ゆるさない。
「あの伝承、鬼の方が怖いよねー」
「わかる。最近じゃ、うちらくらいの子供が鬼と会おうとしてるとか」
「やめといた方がいいでしょそれ!」
「ほーんと、鬼ってキョウフだよねー」
碧色の宝物が、落ちた音がした。
_2023.12.19「寂しさ」
ポンちゃん心の詩。pkです。知らなくても読めます。
冬は一緒に
「人と過ごす大晦日は初めてかもしれない」
今までオレは、12月31日を誰かと過ごした記憶がない。
ある記憶といえば、父ちゃんがオレを抱っこしながら、夜空に浮かぶ花火を見上げていた事くらい。あとはオレの相棒と過ごす、とか。
「大晦日、一緒に過ごさない?」
だから、ダチにこんなこと言われた時はどうすればいいかテンパった。
「今までオレ…さ、誰かと年越ししたこと、記憶に、なくてよ…あんな事もあったし…。
まあ、だから!
オレ、誰かと年越しすんの、初めてで、すげえ楽しみなんだ!
だから、その…えー…と。
…オレでいいんなら、一緒に年越ししてえ!
ダチが言うんだしな!」
「毎年一緒に過ごそう。てかバトルジャンキーとマジボスも呼ぼう」
「え?ああ、…あ、ありがとな!?」
_2023.12.18「冬は一緒に」
今日実力テストがあったんですけど、5教科ぜーんぶ100点だったらいいのに。
pkです。
「あの子にとっては、自分の話はすっごく難しくて、特別で、憧れなんだろうね」
誰しもが夢見る世界の英雄、それに自分は成ってしまったのだから。
仲間とともに世界の破滅を防ぎ、それを周りに讃えられ、誇りに思われた。
その話は、自分の人生においてどうでもいい、単なる一コマの話で。
「"そだなぁ、わやかっこいいと思うべ!"」
純粋な君は単なる一コマでも感動できる。
君は自分を羨ましいと言った。
自分は君が、羨ましかったよ。
何色にも染まれなく成った黒みたいな自分。
何色にも染まれる透明な水みたいな君。
でも同時に、怖かったんだ。
自分が君を、黒く染めてしまいそうで。
とりとめもない話じゃなくない?だって?
そう?自分にはこの話が単なる雑談に入ると思ったんだけどな。やっぱりズレてる?
「そーだよ、ズレてるというか別次元にいるみたいなさ」
じゃあ君の話を聞こうかな。
「ぜひそうして?」
_2023.12.17「とりとめもない話」
pk。主人公、ちょっとズレてるといい。