汚水 藻野

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11/9/2023, 10:31:40 AM

なんでも持ってる主人公みたいなやつの話。

誰にでも優しくて
仲間が困ってたらすぐ助けて
苦しむ神の鬼を従えた。

まさしくそれは

"なんでも持ってる主人公"

脳裏をよぎるはあの冷淡な顔

"全てを僕に向けろ
それできみが苦しまずに済むなら僕はそれでいい"

きみはおれにそう言ったよね。
恨んだ。憧れた。憎んだ。好きになった。
大嫌いになった。

またね、とは言いたくなかった。

全部きみのせいにした。
嫌なことばっかがおれの普通だったのかもしれない。

あー……

あいもかわらず

おれはよわい。

_2023.11.9「脳裏」

愛も変わらず
相も変わらず
哀。合。藍。…








12.14.わーい!!

11/8/2023, 11:20:53 AM

「ねえ、わたしんこと好き?」

好きやから付き合っとるんやろうけど。
好きやなかったら今までの事は何になる?

こんな意味のないことするわたしも大概か。

でもわたしはキミの返事を待ってしまう。

「うん、そうだね」

好きとは言うてくれへんのね。

あなたの好みのタイプに近づけるように、頑張ってきたと思うたんやけどな。
そのわらった顔は偽物なのか。そっかそっか。

「ごめんね、わたしも好きじゃない。
別れよう。」

キミも好きやない。わたしも好きやなくなった。付き合っとって意味はない。好きな人同士でもなんでもない。片想いでもない。

なんや。今までんことは全部…

_2023.11.8「意味がないこと」

嬉しかったのはわたしだけか。
泣いたのはわたしだけか。
怒ったのはわたしだけか。
好きと言ったのはわたしだけか。

愛してもないのに。
好きって言わんでほしいな。
泣いてまうやろうが。
________________________

(某Sキツネのトロ好きさん)

11/7/2023, 2:25:49 PM

「あーなあたーとわーたーしー」

少女は歌を歌う。それは楽しそうに。それは元気よく。

「おおきなくりのーきのしたでー」

歌い終えた少女はその元気いっぱいな笑顔が消えた。

「……あのね、くりの木さん。あたしね、

…………誰に話しかけても、こたえてくれないの」

「あなたも、あたしにこたえてくれない。わらってくれない。おへんじしてくれない。

わかってるの。あたしはもうこの世界にいない。」

「でもせめて、あなたといるときだけは、

聞こえて欲しかった声があるのにね。」

"彼女"は声を押し殺して泣いていた。

_2023.11.7「あなたとわたし」

11/6/2023, 11:15:17 AM

いつものあの子、今日は何か楽しいことあったのかな。
虹みたいに、スッキリした顔だ。

あ、あの人。
今日は大変だったみたい。疲れた顔をしてる。

あれ、今日はあの人、悲しい顔をしてる。喧嘩でもしたのかな。

泣いていいよ。隠さなくていいよ。

わたしが苦しみも辛さも悔しさも、全部なかったことにするからね。

ほら、雨が降ってるよ。

今なら泣いても大丈夫。

わたしが隠してる今のうちに。

_2023.11.6「柔らかい雨」

なんで今日に限って雨なんだ。

おれは苦しいことがあったのに。
辛いことがあったのに。
悔しいことがあったのに。

でもこれは。

悲しさを表すような、慰めてくれるような、
そんな雨の。

雨なりの優しさ、なのかもしれない。

とおれは思ったんだ。

11/5/2023, 1:58:34 PM

光が注がれる

それは
ある人にとっては"救い"で
またある人にとっては"絶望"
なのかもしれない

ちなみに自分はそれを"偽善"だと受け取る

救いも絶望も光として表されるのであれば
それは足して二で割れば悪でもあり良でもある
そう思ったから

キミはどう?

_2023.11.5「一筋の光」

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