8/3/2025, 11:53:29 AM
君と飲もう、そう思いラムネを買ってきた。
君はこれが好き。
先に木の下で待っていると、小さく手を振りながら
少し山のような草の小道を、走りながらやってくる。
「これ、はい。」ラムネを渡すと、わあっ!と笑って
くれた。
トンッ! ってビー玉を落とす。
ひと口飲んだ君に、僕は言わなければと。
「来たんだ、これが。」
君の手が止まる。表情が消えた。
いったいどれ程の沈黙があったのか。
「 数日で行くことになる…」
「そう… … そっか、、うん…、、」
俯く横顔が青白く見えた。
「うん、、行ってくる。。大丈夫、必ず帰ってくる」
握り締めたラムネの水滴が、君の指を濡らしていた。
その水滴を流すように、光る水滴。
僕は赤紙を握りしめた。
もうラムネは冷たくはなかった。
〈 ぬるい炭酸と無口な君 〉
8/2/2025, 5:16:02 PM
最後に届いた手紙 誰が出したのだろう
名前なんて 覚えていない
上官だったのか 同期だったのか
文面なんて 信じない
必ず戻ってくる、そう言っていた…
だから 待っています、
この木の下で…
〈 波にさらわれた手紙 〉
8/1/2025, 11:34:28 AM
8月に君に会いたい
そう想い続けて 八十有余年
あの時の約束
今でもこの木の下で ずっと待っている
8月に 君と会う約束を
〈 8月に君に会いたい 〉
7/31/2025, 12:05:24 PM
君と最後に会った時
大きな木の枝々からの 緑の溢れ日が
君に当たって とても眩しかった
この時が最後だと そう感じていた
でも 必ず戻る、と約束した
今思い出しても 君はきらきらと
とても眩しくて 綺麗だったよ
あれから八十有余年
またいつか 君に会える…
その時は 迎えに行くよ
そして今度は ずっと一緒に
〈 眩しくて 〉
7/30/2025, 5:12:26 PM
貴方の瞳に 私が映る
距離が限りなく 0(ゼロ)になる時
〈 熱い鼓動 〉