【星の欠片を食む】
星のカケラが欲しいと母親にねだった幼き頃。
母がくれたのは金平糖だった。
カラフルな金平糖を「星のカケラだ」と喜んでいたことが懐かしく思える。
『ガリッ...』
あの日と同じ、優しい甘さが口に広がる。
手の届く星のカケラは、今も誰かを少しでも幸せにする味のままだった。
【天国への電話】
《ring rimg...ring ring...》
もしも一度だけ、あの世にいる大切な人に電話が出来たら。
《ring ring.... ring ring...》
私は誰に電話をするだろう。
もしも、私が今亡くなったら。
誰か私に電話をかけてくれるだろうか。
大好きな友達も、愛してた彼氏も、大切な家族も。
私に電話をかけてくれるだろうか。
《ring ring... ring ring...》
もしもそんな事が出来たら、貴方は誰に電話をかける?
《ring ring..._____》
『もしもし?元気にしてる?』
【風よ吹け】
私の推しが新しい事にチャレンジすると言った。
それは簡単に叶う事ではないものだった。
でも、応援する以外選択肢なんてない。
「頑張って!応援してるよ!」
私の声は届くだろうか。
私達の声は貴方の力になるだろうか。
追い風が吹くように、この声が貴方の背中を優しく押してあげられただろうか。
一生懸命に向き合う貴方が、夢へと走るなら、
私もどこまでもついて行こう。
声を、想いを風に乗せて貴方に贈るよ。
【同じ歩幅で】
君と一緒に見たい景色がある。
沢山泣いて、笑って、怒って、悩んできた僕らは
いつだって同じ歩幅で歩んできた。
いつまでも隣で、同じ歩幅で未来へと歩いてゆけると信じてる。
愛の言葉の花束を贈り合えれば、いつまでも一緒に居られるって思えるよ。
僕の未来に君がいて欲しい。
君と一緒なららどんなことも乗り越えられるよ。
だから永遠の約束をしたい。
「死ぬまで君と一緒に居たいよ」
【束の間の暖かさ】
つい昨日まで刺すような冷たい気温だったけれど、
今日は珍しく寒すぎず、むしろ少し暖かさを感じられた。
体を縮こませるような気温が続く日々だったので、
ほっとひと息つけるような気温に、心も少し温かく感じる。
雪の積もる冬らしい気温もいいけれど
たまにはこんな日があったほうが、これからの凍てつく寒さの日々も乗り越えられそう