君みたいになりたくて、君の背中を追いかけた。
君の隣に立つにふさわしい人になりたくて沢山努力を重ねてきた。
だけど、追いついたと思っても君はまたずっと先を走っていた。
「まだ届かない」と悔しい反面、「もっと頑張ろう」って自分を鼓舞してる。
だから、いつか君に追いついたら隣に立たせてね。
もしも君が悲しみに打ちひしがれているのなら、
私はその悲しみを取り除いてあげたい。
「頑張って」なんて言わない。だって君は十分頑張ってきているから。
だからね。
「私は君の味方だよ」って伝えたい。
君の悲しみは君しか分からない。君だけの感情。
どうやっても私にはその悲しみの想像しか出来ない。
同じ痛みを感じることは出来ない。
だけど、君が独りでは無いと伝えたい。
「苦しい」「悲しい」「辛い」
その心の柔らかいところに触れることが許されるなら、
どうか私にその心を見せて欲しい。
でも、たとえ見せてくれなくてもいいよ。
それでも私は君の味方だから。
目を閉じて。
イメージするのは最高に輝く自分の姿。
理想の自分を描いて、大きく深呼吸して。
「君ならなれる」「君ならできる」
自分を鼓舞する言葉を思い浮かべて。
そして目を開いて。
さぁ。理想の自分への1歩を踏み出して
梅雨入りをしたのがつい先日のこと。
あれほど降らなかった雨は連日降り、街中ではカラフルな傘が花のように開いている。
うだるような暑さとジメッとした空気に嫌気がさす。
けれど、雨上がりの青空だけは好きだと思う。
水たまりに反射する青空は、地面に広がる別世界のように思えるから。
君を僕の腕の中に閉じ込めてしまいたい。
どこにも行かないで欲しい。
渡り鳥のように、いつかこの腕の中から飛び立ってしまう日が来たら
果たして僕は耐えられるだろうか。
いっそ、籠の鳥になってほしい。
でも、縛り付けたいわけじゃない。
自由に生きて、笑う君を見たいのに、それを許すことを恐れてしまう僕はなんて弱いのだろう