【ボクにとっての幸せ】
君と生きてきた日々こそ"幸せ"だと言える。
沢山困らせて、沢山怒らせて、沢山泣かせてしまった。
心がすれ違うこともあったけど、
僕ら二人しか知らない日々が増えたことも【幸せ】だと思うんだ。
だからこれからも沢山の幸せな日々を紡いでいきたいって思っているのは僕だけじゃないって思っていいかな?
《この季節に香る》
「さっっむい!!」
冬の冷たい空気の中を足早に帰ってきた君は、鼻を赤くしていた。
「お風呂あったかいよー」
「最高!大好き愛してる!!」
大袈裟な愛の告白を叫ぶ君に思わず笑ってしまう。
直後お風呂場から「柚子湯だー!!」とまた声が。
「12/21は冬至だからねー」
「そうだった!うわぁ、めっちゃいい香り」
子供みたいに無邪気な君の反応と
ゆずの香りを体に纏わせる君を待ちながら、
どうかまた来年もこうして笑い合えることを願っているよ。
《空を飛ぶことは出来ない》
苦しい時、私は空を見上げる。
大空は透き通った青い色をして、吹き抜ける風は頬を撫でる。
雄大な空を飛ぶ鳥は自由に羽を広げて遠くへと飛ぶ。
私もあの鳥のように、ここから抜け出してしまいたい。
涙がこぼれないように見上げた空に憧れを抱きながら、
私は翼の代わりに、この足で地を踏みしめ、
また今日を生きてゆく。
私には太陽に向かって飛ぶほどの勇気は無いから。
《煌めく世界に》
「イルミネーション見に行かない?」
君がスマホを見せてきて、「コレ見たくない?」と楽しげに誘ってくれた。
「いつ?」
「Xmasに決まってんじゃん!」
Xmasデートだよ!と意気込む君の眼差しに笑っちゃって、
私は「気合い入れすぎじゃない?」なんて茶化した。
君は「好きな子がより可愛く見えるとこに行きたいだけですー!」なんて、小っ恥ずかしい言葉も言うから
本当に聞いてるこっちが恥ずかしくなりそう。
「かっこいいこと言わないでよ、こっちが照れるよ」
「イルミネーションより輝いて見える?」
「少しは恥ずかしがらないの?笑」
毎日が楽しくて、本当に笑ってばかり。
そんな世界を見せてくれたのは他でも無い君のお陰。
言葉になんてできないけど、心の中でなら言えるよ。
イルミネーションより煌めいてる君が居れば、
それだけで幸せになれるんだよ
《愛を注いで開く花》
芽吹くか分からない種を播く。
ひたすらに愛を注ぎ、いつか訪れる【その日】を信じて。
馬鹿にされても、自分を。この種を信じて愛を注いだ。
いつか芽吹き、花が開くその日を待ちわびて。
大好きなあの人を信じ、応援してきたことは間違いじゃないと。
いつか必ず、あの人の努力は結ばれると信じて
今日も私はあの人へエールという名前の愛を注ぐ。