瑠璃

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12/11/2024, 11:23:20 AM

《仮面の下に画した本音を》


「大丈夫だよ!」

いつも君は笑って言う。


お願いされても断らなくて。

どんなに大変な状況でも、涙を流したとしても、

すぐに笑顔を作って「大丈夫」と言う。

優しくて、自分のことより人のことを思ってしまう君。


何でもないよ、なんて言葉もよく聞いた。

頑張らないと、なんて言葉も聞いた。



でもね。

そんな言葉と表情の裏に隠れた本音を聞かせて欲しい。


「苦しい」「辛い」「悔しい」「嫌だ」「悲しい」


そんな言葉を吐き出す場所に、私はなれないのかな?


励ます言葉も慰める言葉もかけるだけ無責任かな。

なら、無言でいいから君の隣で手を握ってあげたい。

抱きしめてあげたい。


君の心に触れたいんだよ。

12/10/2024, 11:46:38 AM

《運命共同体》


仲間、ってなんだろう。

家族でもなくて、友達でもなくて、恋人でもない。

赤の他人ってわけでもない間柄。

特別な関係のひとつだとは思うけど、独特な関係性。


「運命共同体、ってやつかな」

「なにそれ、かっけー笑」

「身内みたいな赤の他人ってそれじゃない?」

「血の繋がりがない家族的な」

「言えてる笑」



そんなことを思える"仲間"に出会える人は、きっと幸せ者だろうな

12/4/2024, 1:28:42 PM

《狭間の世界》


自分には《推し》がいる。

年に数回。もしくは年に一回。最悪は年に一度も会えない事もある。

だけど、会えた時のあの高揚感。

同じ場所で同じ空気を吸っていることの喜び。

まさに夢のようなひとときを味わえる。

そして終わったあとの現実感も味わう。

扉一つ。チケット一つ。

夢のような現実の世界で会える喜びも、夢から醒めたような現実感も。

全て教えてくれたのは《推し》だったよ。

12/3/2024, 1:21:19 PM

《この杯を》


「さよならだけが人生、なんて言葉があるけど。またの再会を約束して、今はこの杯を受け取って」


そう言って君がなみなみと注いだグラスを僕に渡す。

僕はそれを受けとり、笑って、乾杯した。


「さよなら、なんて寂しいから言わないよ」


「そうだね。またいつか」


「うん。約束」



いつかまた、ここで君と笑って酒を飲める日が来る日を願って。今は一度、お互い別の道を歩もうか

11/29/2024, 12:18:46 AM

《このままずっと》


楽しい時間はあっという間に過ぎる。


「帰りたくないなぁ.....」


そんな呟きも君には聞こえない。


繋ぐ手から伝わる熱が冷めるのが惜しくて。

君の隣を歩く時間が過ぎるのが寂しくて。


「また今度」


その言葉を聞きたくなくて。


終わらせないで欲しいんだよ、この時間を。

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