《いつもの始まりを常に》
(刀剣乱舞/浦島虎徹)
「おはよう」
毎朝必ずあるじさんがみんなを集めて行う朝礼。
そこで今日の出陣先だとか内番の事とかを聞く。
その時にあるじさんがする「おはよう」の言葉が好きなんだ。
今日も、明日も。この声を聞いていたいなって思うから。
気合い入っちゃうだろ?
朝の始まりの挨拶が、これからも続けられるように。
この本丸も、あるじさんも俺が守りたいよね。
《刀の眼差し》
(刀剣乱舞/堀川国広)
普段は温厚な堀川国広も、戦となれば刀らしい顔つきになる。
その眼差しは鋭く、研ぎ澄まされた刃のような冷たい目。
鬼の副長・土方歳三の脇差もまた、鬼のような恐ろしい顔をする。
《心が踊る》
(刀剣乱舞/山伏国広)
戦場を駆け抜ける日々。
そんな中でも、山伏は時々山に篭もり、己を鍛える事が多い。
人の姿を得たからこそ出来ること。
付喪神だった頃には出来なかったことが出来ることに、心が踊り、喜んだ。
「刀工・國廣の見た景色も、このようなものであったのだろうな」
山から見える景色の美しさも、触れる自然の豊かさも。
その全てに心が踊り、血が沸き立つ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
作者より
誠に勝手ながら、本日をもって日々の更新を辞めさせて頂きます。
今後は可能であれば更新しますが、辞める可能性もありますのでご了承ください。
《息抜きは甘味と共に》
(刀剣乱舞/陸奥守吉行)
「疲れちゅう時には、この甘さがたまらんのぉ~」
ここ最近、大阪城地下への出陣が続いたせいで
陸奥守は久しぶりの休息が取れた。
一口団子を貰って、一息つくと、ドッと疲れが襲う。
小判集めと練度上げを兼ねてるとはいえ、お天道様が見えない地下で延々と戦うのは少々堪える。
とはいえ弱音も言えないので、もう少し休んでから
またあの地下で刃を振るう事となることは
陸奥守も分かっているのだ。
《込める力、振るう力》
(刀剣乱舞/和泉守兼定)
「そらよ!」
力を込め、刀を振り、敵を斬る。
かつての主が自分を振るったように、今は自分が自分を振るう。
守るべきもののため、その使命を果たす為。
和泉守は今日も浅葱色の羽織をたなびかせ、戦場を駆け抜ける。