秋
そろそろ金木犀が咲く頃。
強いけど、優しく体を包んでくれるあの匂いが好き。
外の乾いて、ひんやりした空気に漂う金木犀の香りを感じているときが一番幸せ。
「空が泣く」
今日が最後の私の人生。
パパとママ、
そして、学校の友人たち、さようなら
もう、殴られることも罵倒されることも、机に言葉を書かれることも無くなるでしょう。
そう思うと泣けてきます!!
今日は曇り。
雨の匂いがして酸素が薄い。
そんな空気と匂いが恐怖をかき消して、
私を空に誘ってくれてる。
歓迎してもらえて嬉しい。
同情して泣いてくれてるのかな?
私の為に泣いてくれた人は今までいないから、
もしそうなら嬉しいよ。ありがとね
好きな本
沈黙のパレード
平穏な町で人気女子高生が行方不明となり、数年後遺体となって発見された。
容疑者は見つかったものの証拠不十分で無罪。
町の人、遺族たちは絶望し、悲嘆に暮れる。
そんな中、事態は大きく動く。
容疑者が遺体で見つかったのだ。
町で愛された女子高生。
愛した人々は、誰のために、何のために
沈黙を続けたのか。
降り止まない雨
君が僕のそばを離れてから何年経っただろう。
まだ僕は君のことを昨日のように覚えている。
僕を包み込む君の石鹸のような匂い
愛らしいしぐさ
怨親平等な君の性格
すべてが忘れられない。
忘れなくてもいいのかもしれない。
でも、僕の心が忘れないことを許してくれない。
毎日のように僕は泣いている。
目が赤く腫れ、喉はいつもガラガラだ。
なのに、涙は流しても流しても止まない。
夢見る心
嫌われたくない。
友達からも、家族からも、知らない人からも。
そんな私が昔から嫌い。
友達に表情や会話を合わせる自分。
家族の期待に完璧に答える自分。
スーパーの店員さんにも、電車の中で会った知らない人にも、必要以上に気を遣う自分。
そんな自分が嫌い。
自分に嫌われるのは許せる自分も嫌い。
それでも、嫌われたくない。全員から好かれたいという気持ちは離れなかった。
でも、高校生時代に出会った
保健室の先生のおかげで変わった。
保健室の先生はこう言ってくれた。
「あなたは優しすぎる、もっと良い意味で自己中になりなさい」。
嬉しかったと同時にびっくりした。
「君は優しいね」。
「〇〇ちゃん、ほんとに優しくて好き」。
「〇〇ちゃんの長所は優しいところだよ」。
私の心は「優しい」という言葉に支配されてたんだ。
私の心は、叶うはずのない夢をずっと必死に叶えようとしていたんだ。そのことに、早く気づいていればと後悔した。これからは、私のために生きよう。私は先生の言っていた「良い意味の自己中」の本当の意味を理解できたから、道を外さずに進むことができた。
私の心を満たしたあとに余裕があったら他人を満たせばいい。
この考えになれたのは、保健室の先生のおかげだ。
感謝しかない。
私の心も、抱えきれない夢は諦め、今の自分を良くする夢を叶えてくれるはずだ。
夢は無限大。でも、夢はときに重りになる。プレッシャーにもなる。持てそうな夢を持てばいい。ほんとうにしてみたい、したいと思う夢を持てばいい。