夢見る心
嫌われたくない。
友達からも、家族からも、知らない人からも。
そんな私が昔から嫌い。
友達に表情や会話を合わせる自分。
家族の期待に完璧に答える自分。
スーパーの店員さんにも、電車の中で会った知らない人にも、必要以上に気を遣う自分。
そんな自分が嫌い。
自分に嫌われるのは許せる自分も嫌い。
それでも、嫌われたくない。全員から好かれたいという気持ちは離れなかった。
でも、高校生時代に出会った
保健室の先生のおかげで変わった。
保健室の先生はこう言ってくれた。
「あなたは優しすぎる、もっと良い意味で自己中になりなさい」。
嬉しかったと同時にびっくりした。
「君は優しいね」。
「〇〇ちゃん、ほんとに優しくて好き」。
「〇〇ちゃんの長所は優しいところだよ」。
私の心は「優しい」という言葉に支配されてたんだ。
私の心は、叶うはずのない夢をずっと必死に叶えようとしていたんだ。そのことに、早く気づいていればと後悔した。これからは、私のために生きよう。私は先生の言っていた「良い意味の自己中」の本当の意味を理解できたから、道を外さずに進むことができた。
私の心を満たしたあとに余裕があったら他人を満たせばいい。
この考えになれたのは、保健室の先生のおかげだ。
感謝しかない。
私の心も、抱えきれない夢は諦め、今の自分を良くする夢を叶えてくれるはずだ。
夢は無限大。でも、夢はときに重りになる。プレッシャーにもなる。持てそうな夢を持てばいい。ほんとうにしてみたい、したいと思う夢を持てばいい。
4/16/2024, 11:44:47 AM