沫雪

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4/9/2024, 4:07:25 PM

♯誰よりも、ずっと

心に残る人が居た

今どうしてるかなとか

何を見てるのかなとか

元気にしてるかなとか

つい、思い出しては気になる人

今はもう会わないどころか

連絡も取れない人だけど

幼い頃引っ越した友達

幼すぎたゆえに連絡先すら交換出来なかった

また覚えてくれているかな

3/9/2024, 4:40:30 PM

#過ぎ去った日々

思い出も何もかも

随分と昔になってしまった

あの時に帰れたら何ができるだろう

少しはマシな人生を歩めただろうか

でも今もそれなりに充実している

それもあの苦しかった時期があるからなのだろう

苦しくても周りに頼る人もいなく

カウセリング通いたい親に話しても

「周りの目があるから」と

通院も断られ

乗り越えたとは思わないが時が過ぎ今になって

母も兄も病院にかかり

恨み言を今更言ってみても

「だって辛かったから」と返され

悩んだ日々も無駄に感じた

親の許可なんて大人なんだから要らないのに

母に縛られていた

今でも思い出すと苦しくなるけど

親元から離れた今は少し楽だ

3/8/2024, 4:29:31 PM

#お金よりも大切なもの

小さい頃から当たり前にあって

何回も繰り返し

それが当然と思っていたんです

次々に作られるシリーズも楽しみに

幼い頃に感じたドキドキやワクワクを与え続けて

次はどんなものを見せてくれるんだろう!

と思ってしまうんです

アラレちゃんのシュールさや笑いも

鳥山明劇場の凝縮さも

ドラゴンボールの冒険も

アックマンやサンドランドのクールさも

ドラクエのキャラデザの秀逸さも

クロノトリガーの一枚絵のため息しか出ない素晴らしさも

人生と共にありました

今頃すぎやまこういち先生と合流していたりするのかな

ご冥福をお祈りします

3/7/2024, 2:00:33 PM

#月夜

「なんでお月様は着いてくるの?」

手を繋いだ子どもが尋ねてくる。

「そう?お月様着いてきてる?」

保育園のお迎えの帰り道。

冬なので暗くなるのも早い。

そんな中ちらちら後ろを振り返りながら不安そうな顔をしている。

「うん!絶対着いてきてるよー」

「ちーちゃんがちゃんと帰れるか、お月様も心配してるのかもよ?」

「そーなのかなー?おうちまで来る??」

「お月様大きいからなー!おうち入れるかな?」

眉間に皺を寄せる小さい顔が可愛らしい。

「そしたらご飯作ろ!」

「何作るの?」

「オムライス!」

「まんまるの?」

「まんまるの!」

「お手伝いする?」

「する!」

手を引かれるようにして走って帰った。

3/6/2024, 2:34:30 PM

#絆

「久しぶり、元気にしてる?」

何年ぶりかの幼なじみからの電話だった

「どしたの?急に連絡とか。何かあった?」

そう聞くと、

「いや、なんかあったのあんたでしょ」

と言われた。

「なんか胸騒ぎしたんだよね」

そういう彼女に驚きが隠せない。

泣き出しそうな嗚咽混じりに声が出なくなる。

「なんで分かるの?」

「SNSの写真とか見て何となく」

「私なんか病んでる投稿とか上げてないよ?天井写真とかしてないし」

「そんなの無くてもわかるの」

「エスパーかよ」

「ねえ、どこに居んのよ?」

「……公園」

「市役所の側の?」

「うん」

小さい頃から良く遊んだ公園だ。

「時計塔のとこで待ってなさいよ。飲み行くわよ」

「え、顔ぐちゃぐちゃなんだけど」

「あんたの顔なんて誰も見ちゃいないわよ」

「うわ、ひど」

有無を言わさない彼女の言動に笑いが込み上げる。

普段から連絡取り合うほどに今は親しくないくせに、

こんな時にさっと気付いてくれる彼女。

自慢の幼なじみである。

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