紫翠

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12/12/2024, 12:16:50 PM

       「心と心」

瞳と瞳

手と手

心と心


見つめ合うこと

ふれあうこと

感じとること


目に見えないものこそが だいじ

瞳と手が伝えてくれる こころのなか

伝えたいことを 受け取ること

とても難しかったり わからなかったり

でも 瞳の奥をみてごらん

手のひらの温かさと柔らかさを

感じ取ってごらん


そうすることで 心と心が つながる

そうすることが 心と心を 結びつける

心は目にはみえないけれど

伝えてくれる瞳と手があるね

たいせつな人の心を 受け取ること

心と心で 

感じあうことが わかりあうことが

たいせつ。


         
                紫翠

12/7/2024, 10:49:27 AM

     「部屋の片隅で」


部屋の片隅 膝小僧かかえてため息

ひとつ ふたつ みっつ


部屋の片隅 今日は雨

窓ガラスには 雨の雫が流れ落ち

イヤな気持ちも 流れ落ち


部屋の片隅 夕暮れ時は 雨があがって

陽がさして いつしか こころが

軽くなる


部屋の片隅 膝小僧かかえてため息

ひとつ ふたつ みっつ よつ

ため息にイヤな気持ちを閉じこめて

たくさん たくさん はき出して

そしたら こころは 軽くなる


たくさん たくさん はき出して

そしたら こころは 軽くなる。

  
          
                紫翠



12/5/2024, 11:32:12 AM

   「眠れないほど」


薄明かりの部屋のなかで

ぼんやりと天井をみている

何時ごろなんだろう


ミステリー小説の展開が気になって

眠れないわけでもなく

メールの返信がずいぶんとこないから

眠れないわけでもない

ふと目が覚めることは ある



眠ることは いったん 

夜に 自分を預けることだ 

そう 朝までの間 

そうして 何も憂うことなく

ただ ただ 眠る

眠りに落ちる


眠れないほど 何かに夢中になるとか

眠れないほど 気になることがあるとか

眠れないほど なんてことは

いまは ないから


夜に 自分を 預ける

からだとこころを 預ける


やさしく 包み込む 夜





                紫翠




12/5/2024, 1:02:29 AM

    

12/3/2024, 5:34:51 PM

   「さよならは言わないで」


何も言わずに別れることは

ふたたび逢えることを信じているから


会うことは

別れること


会わなければ別れることはないから

出会ってしまったものは

どうすることもできない

抗うことはできない


いつかまた会える 会いたい 会う

だから

さよならは言わないで。



                紫翠

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