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9/27/2024, 11:25:47 AM

宇多田ヒカルさんの『真夏の通り雨』という曲を
ご存知でしょうか

憂いとか哀愁とかノスタルジックとか、
そんな言葉では簡単に表すことが出来ないような
不思議な世界観の曲

後半部分、『雨』の単語を用いて
歌詞と曲が何度もリフレインされますが
その様が降り止まない雨を体現しているように感じます

過去に受けた心傷や悲しみ、失くしたもの
それらはいつになったら癒えるのか
時をやり過ごしている自分を
まるで、通り雨をやり過ごすかのように暗喩している

本当は通り雨が上がるのと同じように
痛みも癒えてくれないだろうか
そんな切なる願いも重ねているのかもしれない

雨の中、傘をさしているとまるで
世界が自分の周りだけ断絶されるよう

自分の痛みに向き合わざるを得ず
柔らかく耳を塞がれているような、そんな気分になる曲です

9/26/2024, 11:41:54 AM

夏から秋に変わる季節が一番好き
朝晩が少しずつ涼しくなってきて虫の声が聞こえる
夕方にはどこからか微かに野焼きの匂いが漂う
ふと空を見上げればうろこ雲が浮かびとんぼの群れが漂う

雑貨店にはハロウィングッズが並びはじめ
スーパーにはぶどう、梨、柿
スイーツショップには芋、栗、かぼちゃ
どこか遠くへ行きたい気分になるのも秋

うんざりするような夏の暑さが少し和らぐと同時に
少しの切なさと郷愁を感じるのは
あなたがお腹の中にいた秋を思い出すから

金木犀の香りが漂う中
早く会えるようにと大きなお腹を抱え散歩した日々
もう二度と戻れない
大切で愛しい秋