「愛言葉」
「おかえり」
「ただいま」
それだけでホッとする。
私たちはツンデレだからね、
こういうところでしか
愛を感じられないんだ
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雑
「友達」
A Side
「ごめん、友達やめよ」
君にこんなこと伝える日が来るとは
思ってなかった。
「…うん。__がそう言うなら、
やめよっか。じゃあね、__さん、」
「…っ…うん」
元親友からの、苗字呼びは、
やっぱり苦しい。
でも、あのことを知ったからには
もう君と仲良くできる気がしない。
桜の雨が肩を濡らす。
君の背中が心を汚す。
B Side
「ごめん、友達やめよ」
想定内。本当に良かった。
「…うん。__がそう言うなら、
やめよっか。じゃあね、__さん、」
これで…、これでいいんだ。
花吹雪。今日は、桜が綺麗だ
A Side
「じゃあ。__と関わらないで」
放課後、体育館裏。尾行じゃない、
と自分に言い聞かせながら盗み聞きしてるのだが、
突然自分の名前が出てきたことに驚いた。
クラスの一軍女子と、親友。
桜のつぼみが少しずつ開いてきている
春だった。
「分かったぁ!、その代わり約束!
お前も、その子と関わらないでねぇ!」
少し気持ち悪い口調。なんとも、めんどくさそうな女子、という感じ
「…分かった。」
「もし関わったら、お仕置き…
だからね?」
そのいやらしい表情で全部察した。
「…!」
私と関わったら、__が虐められる。
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雑ですみません
「行かないで」
事故。車に引かれた。周りには畑しかないド田舎。あぁ、もう無理だな。
どんな大人も、見て見ぬふりしかできない
最後に君に会いたかった
「どこまでも続く青い空」
青空は、私の涙を知っている。
青空は、君の笑顔を知っている。
ーー
「好きです、付き合ってください」
ある、晴天の日。
2年前から片思いしていた幼馴染。
君は少し考えて、
「…ごめん、」
「好きな人いるんだ」
…一番聞きたくなかった言葉。
涙が溢れる。君の前では強がって
泣き顔なんて見せられないだろう。
太陽と、雲一つない空が、
私を見つめる。
気分転換、とは言いたくないから、
久しぶりに行きたくなった、カフェ。
窓が近い席。
何頼もう、と少しだけ悩んだ後、
期間限定の人気商品を頼む事にした。
少しだけ窓の外を見つめる。
と、目線を変えたと同時に後悔する。
見つけたくなかった。
窓の外で笑ってるのは、君と__ちゃん。