失われた時間
最果ての景色
涙の大海原
不安の航海
聖マリアに依り頼む歌
哀しみの嗚咽
微かな光明を求めて
独り逝くその寂しさ
最果てに続くこの一本道
辺りには色鮮やかな花達が咲き乱れています
風に揺られてゆっくりとなびく姿が
とても可憐で癒されます
花咲き乱れる野に必要なのは
やっぱり蝶蝶です
ひらひらと舞い飛ぶ様は
優美でのどかです
花畑と蝶蝶は
幸せを表すシンボルだと思います
どうしえも天国を連想せずにはいられません
死の間際に
あの蝶蝶が
白いモンシロチョウが
夢にまで見たあの楽園に
永遠の王国へと
私を導いて下さいますように
一年後
春は来るだろうか
幾年も経って
なんども季節が巡ろうとも
私の人生の春はまだ来ない
寒い、寒い険しさの
闇夜の中を独り行く寂しさを
微かな光明を求めて
嗚咽しながらさまよう
長年の苦患の報いを
来年こそはいただこう
そう望んで止まない
もう涙も流れない
声も枯れはてて
呻くことさえできない
初恋の日
それは炎でジワジワと焼かれるような
地獄のような苦しみの始まり
心は悶え狂い暴れ
死んだ方がよっぽとかマシだと思った
人を愛することは
こんなにも苦しいものなのかと思った
実らない恋なんて
苦しみ以外の何物でもない
時が多少なりは癒してくれるけど
でも今でも好きなんだ
幸せでいて欲しいな
世界などいつ終わってもいい。
私は愛の普遍性を信じているから。
天地が滅びても、私達の愛が尽きるなんてことは決してない。
宇宙が滅びる時、
身体が朽ちる時、
心が溶け去る時、
物質が解体される時、
空間と時間が観念の中へと
消え去る時、
月も、太陽も、小さな星星も、数多の惑星も、空も、大地も滅び行く時、
大きな光となって溶け合い、一つになって
全てを統括する精神へと還っていった。
私はその中に、愛だけが残ったのを見た。
それは永遠だった。
宇宙が生じて滅びるまての愛は
全てそこにあった。
それ故に、世界などいつ滅びてもいい。
そう私は思う。