1/22/2023, 12:29:26 AM
基本的に夜は嫌いだけど、金曜日の夜は好き。
1週間終わったぞ! 明日は休みだぞ! という解放感がある。
なんと言っても土曜日は、日中のいちばん調子のいい時間帯を仕事ではなく趣味(もっぱらコーヒーを飲みながら小説を書くこと)に使えるのだ。しかも翌日は日曜日。まだ余裕がある。
今日は日曜日。ありふれた最悪な夜が来る日。
はやく金曜日が来てほしい。
/特別な夜
1/20/2023, 12:42:23 PM
海の底に積もる砂の歴史を思うとぞっとする。
その地中深くにあるのは人類が生まれる前からある砂なのだろうか。それが現実に存在しているという事実に気が遠くなる。
むかしと今は地続きなのだと思い知らされる。
/海の底
1/20/2023, 8:35:42 AM
なんにもない床を見ると猫に触りたくなる。
一昨年の夏まで、そこには猫がいた。丸くて大きい猫用のクッションに丸まって眠っていた。ときどき起きて、水を飲んだりトイレの砂を掻いたり、突然こっちを見て「なぅ」と鳴いたりしていた。
仕事がいやになるとデスクを離れて猫の寝顔を見た。彼が起きているときはすべすべとした手触りの腿や背中やおでこを撫でた。
だけど彼はもういない。
いまだにすべすべの毛の手触りが恋しくなる。なにもない空間を、猫の輪郭を思い出して撫でたりする。飾ってある彼の写真に「君は本当にかわいいね」と話しかけたりする。
ふと「会いたいなぁ」と言って、虚しいことを言ってしまったなと、すこし後ろめたくなる。
/君に会いたくて