6/19/2025, 12:42:43 PM
水滴を認識した。
だけど、同時にそれがなにかはわからなかった。
こんな矛盾を起こしたのは何か。
こんなにも不完全なものはなんだ。
山の斜面が川へと変身し、僕の足を少し押した。
そのイタズラの幼稚っぷりを葉たちが噂話している。
綺麗な花も呆れきって頭を下げ、虫たちは花に会いに行くのをやめた。
私の中の不自然はようやく完全となった。
この景色も、足にあたる水も、葉のざわめく音も、雨の香りも。
私の中においで。
そうしてひとつになろう。
きっと大丈夫。また次をみつけよう。
涙の跡はもう、消えていた。
5/13/2025, 4:27:07 AM
結婚は人生の墓場だ。
恋愛とは原始的欲求の建前で理性の皮を被った悪魔の考えたシステムである。
なぜって、それは「君だけが僕の運命の人である」なんて夢、空想を歌だとか物語だとかで教えこまれたからだ。
世界中の人と会ったわけではない。できないから、妄想にすがり、現実を物語化している。
ただ、唯一君だけの僕になる方法がある。
これは絶対的で確信的で革命的だ。
さぁ、怒りで僕のことを頭一杯にして殺しにおいで。
5/1/2025, 4:48:30 PM
風と共にランデブ~
明日はきっと雨!!!
4/10/2025, 10:14:39 AM
ある電車の駅にて
ふらふらと足をよろめかせながら
酒を片手にホームを歩く
あの不良少女と同じように
ふらふらと揺られながら
鞄を片手にうとうとしている
あのサラリーマンと同じように
夢の世界へと行きたいと願う
どうか寝台特急の切符を1枚譲ってはいただけないですか
4/9/2025, 6:45:24 PM
「そう思うってことは、君はその逆ってことでしょ。君は誰かにそう言って欲しいんだよ、きっと。それで安心したい。だから、言って欲しい言葉を誰かに伝えるフリして、自分に伝えてるだけなんだよ。バカだね。」
そして、君は僕と二週間後に死ぬ。
それでこの話はおしまい。
登場人物は二人だけ。
『元気かな』