しずく

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9/5/2025, 2:04:42 PM

 きみの気分次第で、青になったり、赤になったり。
 最近はね、青が多くて、実はちょっとうれしいんだ。


信号 #227
(赤信号=来るな、青信号=ご自由にどうぞ)

9/4/2025, 12:57:11 PM

 一緒にいたい。
 この関係を壊したくない。

 親友として隣にいられるならそれでいい。
 彼が幸せならそれでいい。
 身勝手な想いは伝わらないままでいい。
 
 そう思ってるのは、ほんとうなのに、
 

言い出せなかった「」 #226

8/3/2025, 1:38:35 PM

 どれくらいこうしていただろう。
 沈黙は苦手なはずなのに、彼との沈黙は不思議と嫌ではなかった。むしろ、何故か酷く落ち着いた。
 さっき買ったばかりだったはずの炭酸のペットボトルから、つうと一筋、結露した雫が滴り落ちてそのままアスファルトに小さな水たまりを作る。
 ぼーっとそれを眺めては、頭を乗せていた彼の肩の上。俺の頬を伝う透明な涙は、隣にいるのが彼だからこそ、だろう。


ぬるい炭酸と無口な君 #225

7/6/2025, 12:09:55 PM

 からころ、からころ。
 俺と彼の間でなにかが波打ち際みたいに揺れては引いていく。
 そのなにかを明白にしない今の距離が心地よくて。
 
「…まだ、帰りたくない」
「!…えぇ、しかたないなぁ」
 ワンテンポ遅くなる会話。
 彼があいつの拗ねた口調を真似したから、こっちも口調をのんびりとしたものへと切り替えた。
 彼の物言いにあいつを思い出さなかったと言えば嘘になる。
 俺は彼を彼として扱いながらも、あいつと重ねている。
 それはまた彼も然り。
 だってこれは意図的に重ねさせて重ねる。そんな、歪で中身を伴っていない関係。

 俺も彼もお互いを好きなわけじゃない。
 恋人ともセフレともちょっと違う。
 恋人(代替)という表し方が一番近いかもしれない。

 からころ、からころ。
 埋まらない心の空洞のなか、今日も虚しさだけを静かに重ねる。


空恋 #224

6/25/2025, 12:23:57 PM

「…お前ってまじで俺のこと好きなんだな」
「ずっと言ってるじゃん!律をつくってる細胞ひとつひとつで愛してるよ!」
「…ちっさ」
「…で…、……律はいつになったら俺のこと好きになってくれるんですか」
「……さぁ」



小さな愛 #223

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