カラツネ

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9/27/2024, 7:50:55 AM

「秋🍁」

ふかふかとした土。
足元を見ると、
名前の知らないキノコが無数に生えている。
僕がそれをまじまじと見ていると、
知らない男が声をかけてきた。

「それ、なんて名前のキノコですか?」
「わかりません」

僕が知らないと答えると、
男は鼻でフッと笑った。

「あなたはこのキノコの名前を知っているんですか?」

そう聞き返すと、
男は顔を真っ赤にしてその場を去った。

9/24/2024, 2:37:35 PM

「形の無いもの」

髪型、言葉遣い、お辞儀の角度、
社会人のマナーはどれも重要だ。

しかし、どういうわけか
心を磨かない者が多すぎる。

見た目こそ仕上げてきているが、
人を小馬鹿にしたような、
私が一番できてますとでも言いたげな、
変な自信の持ちようが鼻につく。

そういった人間はたいてい
裏で人の悪口を言っている。
会社の仲間や取引先、お客様など。

そして沢山の人が離れていっている。

でも、私は仕事はもらえているし、
仲の良い話し相手もいるし。
そう思っているのだろうか。

残念ながら
あなたは大きなチャンスを逃しているのだ。

9/23/2024, 12:15:58 PM

「ジャングルジム」

子供の頃、
友達と登ったジャングルジム。
一番上まで登って、
何かスゴい者になれた気がした。

楽しかったなぁ

大人になった今、
私の前で楽しそうに登る娘の姿。
それを見て微笑む私。

ジャングルジムは、
今も私を楽しませてくれます。

9/23/2024, 10:39:25 AM


「声が聞こえる」

俺は趣味のソロキャプをするため、山奥へと車を走らせていた。

ガタゴト、ガタゴト。

舗装されていない路面に苦戦しながらも、キャンプ地の入り口に到着した。

「おぉーい、おぉーい」
駐車場付近で女の声がする。
先客がトラブルでも起こして、助けを求めているのだろうか?
そう思った俺は、車を女の方へと走らせた。

しかし、何か様子がおかしい。
女の表情がよく見えないのだ。
違和感を感じながらも、車を女の方へと走らせた。

しかし、それが間違いだったということに、俺はすぐに気がついた。

女の「表情」が見えないのではなく、
「顔」そのものが無いのだ。

目、鼻、口。
全てのパーツがない。
のっぺらぼうと言えばいいのだろうか。

女がこの世のものではないと悟った俺は、急いで車を反対方向に走らせ逃げ出した。

その後、変わったこともなく数年が経ち、俺は女のことなんてすっかり忘れていた。

そしてある日、俺は友人と飲み会をすることになり、近所の飲み屋へと足を運んだ。

だいぶ酒が進んだころ、友人がとあるキャンプ場の話をはじめた。

「なぁ、△△ってキャンプ場知ってるか?」
「なんでも顔のない女の霊が出て、そいつに声をかけられた人間は、顔がなくなって死んでじまうらしい」

「はは、そんなバカな話s...」
と俺は言いかけたが、その瞬間、背後から聞き覚えのある声が聞こえた。

「おぉーい、おぉーい」
振り返ると、顔のない女が目の前に立っていた。

ヤバい、殺される!
そう思った俺は、友達のことなんて見向きもせず、店を飛び出した。

タクシーを捕まえた俺は、目的地を聞こうとする運転手の声を被せるように、「とにかくすぐに出してください!」と言った。

タクシーの運転手はそういったことには慣れているのだろう。何か言うわけでもなく、すぐに車を出してくれた。

しかし、次の瞬間。
目の前にあの女が現れた。

タクシーの運転手は慌てて急ブレーキを踏んだが、その反動で俺の体はフロントガラスを突き破って、車の外へと放り出された。

今まで味わったことのない痛みが、顔を襲う。受け身を取れなかった俺は、顔を地面に擦り付けられるように吹っ飛んだのだ。

しばらくして、救急車と警察が来たが、そこで俺の死亡が告げられた。

9/21/2024, 2:23:47 AM

大事にしたい

あなたは少し非常識かもしれない。
しかしそれは大切にしなくてはならない。
それがあなたの個性であり、
それが新しいものを生み出す原料となるから。

他人はあなたを批判するかもしれない。
しかしその意見は大切にしなければならない。
なぜなら、その世界で生きていくためには、
そこのルールで生きていかなければならないから。
その世界では新しい考えは必要ないのだ。

一方はあなたらしく、
そして新しいものを生み出す可能性があり、
もう一方はイノベーションこそないものの、
すでにある世界でうまくやっていくために必要なのだ。

どちらが正しいか、間違いかではなく、
どちらも大切なのだ。

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