心も体も、貴方の全てが欲しい

私の目に映る貴方はとても輝いていた

貴方の目には彼女が映る

彼女を映した貴方の目は、
この世の何より美しく輝いていた

いつの間にか、
貴方の声が聞ける毎日が当たり前になっていて、

ずっと続くと思っていた当たり前は、
こんなにも脆かったのかと、

そう気付いた時には遅かった

陽に照らされて、輝く貴方を窓から見つめる

日陰に息を潜める私には貴方が眩しすぎた

貴方と出会ったのがネットでなければ、

家が近所の、兄妹のような関係
学校が同じ、先輩後輩の関係
職場が同じ、上司と部下の関係

もしも、ここではない何処かで、
貴方とそんな関係になれたのならば、
普通に幸せになれたのかもしれない。

けれど、今ここでこうして、
貴方を愛しているという現実が、
私はたまらなく愛おしいと思うのだ。