cloudy
曇りの日はなんだか落ち着かない。
明るいのに暗い。
空全体が灰色に覆われて、まるで世界から色が無くなったようにすら感じる。
そんな寂しい天気が曇り。
そんな時こそ、曇天の空を見上げて私は笑う。
歌を歌い、踊る。
虹の架け橋🌈
君との距離は約1000km離れている。
国も人種も違う。言葉も文化も違う。
海を隔てた向こう側に君がいる。
『사랑하는 너,무지개를 건너, 지금 당장 너를 만나러 가고 싶어. (愛しい君、虹を渡って、今すぐ君に会いに行きたい。)』
『え?あははは、ロマンチストね。』
そう伝えると、電話越しに君の愛らしい笑い声が聴こえる。
その声に僕の心は自然と和む。
本当に僕の国と君の国に虹の橋が架ればいいのに。
既読がつかないメッセージ
私はマメに連絡を取るのは苦手だった。
彼氏は逆に毎日何通も連絡をやり取りするほどマメな人だった。
最初の頃は彼に合わせて1日に何通も連絡をとっていたが、私は次第に面倒になっていった。
些細な喧嘩から、私たちは呆気なく別れた。
別れて少し経った後、無性に寂しくて、なんとなく残しておいた彼の連絡先にメッセージを入れた
『久しぶり!元気してる?なんか、寂しくて連絡しちゃった笑』
一日、二日、三日、1週間、1ヶ月───。
ついにメッセージに既読はつかなかった。
あんなに疎ましかった彼からの連絡が、無くなった途端に寂しくなる。
そんな自分が心底気持ち悪かった。
秋色
秋の食卓は彩り豊か。
秋刀魚に、松茸ご飯、
かぼちゃのケーキに和栗のモンブラン。
秋色に染まる食卓はまるでテーブルの上に秋を詰め込んだよう。
さて、今日はどんな秋色の食卓にしようかな?
もしも世界が終わるなら
"世界が終わる"って何を持って世界が終わる、のだろうか。
地球が滅びて人が住めなくなる?
世界の均衡が崩れて戦争になる?
人が住めなくなるようなナニカが侵略してくる?
なんて、そんな屁理屈はどうでも良くて、
終わりを決めるのは私。
私自身が生きていれば世界は終わらない。
もしも世界が終わるなら、それは私が死ぬ時だ。