無季

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8/26/2024, 10:41:00 AM



    日記を書こうとすると、
    いっとう、素敵な言葉で書きたくなる。  
    悩んで、悩んで。
    思いつかなくて、諦める。
    選んだ手帳もまっしろのまま 

    せっかく残すなら、
    嫌な気持ちじゃなくて
    嬉しかったことを残したい。

    そんなことを考えて、
    今日も増えるのは落ちたインクの染みだけ   

8/25/2024, 3:12:24 PM



     目を合わせて 
     視線を絡ませて
     お互いに向き合ってるはずなのに
     心だけが正反対を向いている
   
     不毛だね。
     寂しいね。
     でも、お互いに強情だから、
     ずっとこのままなんだろうね。

8/24/2024, 12:43:12 PM




     喜んでもらいたくて、 
     笑ってほしくて、
     わたしを見てほしくて。

     でも、わたしのせいで全部壊れた 
     城は陥落し、國は落ちていった

     玉座の似合う人
     あなたの治める國は美しかった

     けれど、あなたがいなくなった國は
     とても汚くて、恐ろしくて、
     居たくなかったの

     あなたをたすけられなくてごめんなさい
     なにもできなくてごめんなさい
     すてきなどれすをもらったのに、
     ちでよごしてしまって、ごめんなさい

8/23/2024, 11:58:40 PM



    逃げ出したくなったとき、
    何故か海へ行きたくなるの

    ひどく深い青い海に呑まれて
    誰もいない海の底に沈んでしまいたい

    時を超えて、時代を超えて
    原初の海にさえ帰ってしまいたい

    そんなことを考えて、
    逃げたふりをしている

8/22/2024, 2:29:22 PM




    ネオンの眩い夜の街を
    履き潰したスニーカーを履いて歩き回る

    荒んだ心も、擦れた精神も、
    もう、真っ当な頃には戻れそうにない。

    汚い恋情に、愛を囁いて
    財布の紐が擦り切れていく
    虚構に縋って、嘘を受け取る
 
    やめたい、なんて言えなくて
    また会えるといいねって法螺を吹く

    吐いた言葉を裏返しても、
    お互いに虚無しかないと知っている

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