目が覚めると
僕は6歳に戻っている

ママに捨てられる前の日々に
僕はもっといい子にしてやり直したい

いつもそんなことを
寝る前に帰るんだ

もう43年も経っているのにね

私の当たり前は
世間から見ると

努力不足
自己責任

ってことになるらしい

もっと力を抜いて
適当になるよ

目標に身を削るのも
ひとまずお休みだよ

世の中、他人はなんとでも言うよ

私生児として生まれ
徒手空拳で生きてきた

自分の頑張りは
自分が一番よくわかってるじゃないか

適当に
ゆっくりと生きるんだ

しばらくはもうどうでもいいよ
夢なんて
一旦放擲するんだ

街の灯りから遠く
裸にされて
山に捨てられたことがある
7歳だった

七夕
今はみんなのことをお願いするが
（家族のこと等）
子供の時は

サッカーが上手くなりますように
ゲームソフトが買ってもらえますように
絵が上手くなりますように

とかだったよね

友達の思い出は少ない
でも濃い
僕には生涯を通し
友達と呼び続けられる人は
片手の指で数え足りる
つまり真の友達は多い