日々は常にそこにある
私たちが進み続けているだけ、私たちが戻れないだけ
でも、1日の出来事を咀嚼するには1日じゃ足りなすぎるから
日々が足早に過ぎ去っていくように感じてしまう
お金で買えないものはいっぱいあると思うけれど、それらを手に入れたり、築く過程ではやっぱりお金が必要になる
明確な目標や欲しいものがあれば、きっとお金は手段になるだろう。
まだそれらを見つけていない時は、ひとまずお金を貯め、目標ができた時に使おうという考えに至るだろうから、現段階ではお金が目標になるのではないか。私はこのタイプ
というわけで、お金が1番大事かどうかは人それぞれだし、目標の有無によって変わるのではないだろうか
だけど、世界から価値がないと言われてしまえば、このお金もただの紙と金属。ルールがあるからこそ成り立つ価値だということは忘れないでいたい
「春の月夜」
仕事を終えて、外に出た
「そろそろこの場所ともお別れか」
そう思いながら仕事場を離れた。空を見上げるとやけにハッキリとした月があった
すこし寒かったからか、空気が澄んでいたのか。まだ冬らしさを残す月のシルエットにどこか安堵した
電車に揺られ、携帯を見つめる。表示される日付と時間をまた見つめる
惜別、新しい生活への不安・希望、ごちゃまぜになる15分。ふと顔を上げると車窓から街灯に照らされた葉混じりの河津桜が見えて、変に脳裏に焼き付いてしまった
駅から降りると、月はさっきより濁っているように見えた。場所が変わってあったかくなったのか、空気が濁ったのか、目の痒みのせいなのか、私の気持ちのせいなのか
分からない、分からない
「朧月夜」に近づいた空にため息をつき、家路を急ぐ。そんな夜
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毎年春になると童謡の「朧月夜」をめちゃくちゃ聴きたくなります。聴くと癒されます。
絆って、「私たちは強い絆で固く結ばれている!」とか、紐とか糸みたいな表現をよくされていますよね。語源もどうやら綱らしいですから、似たようなものなのかも
見えないものではあるけれど、実際に絆が見えるとしたらどんな形なんでしょう
学生時代の女の子友達とか、ファッションで気が合う人だったらリボン
ゲームが好きで仲良くなった人なら通信ケーブル(古い)
運動仲間ならハチマキとかロープかな?
それでもって、好きな人とはやっぱり赤い糸がいいなぁ
とか色々想像します 。面白い
じゃあ、共通点もあまりないけど、ぐだぐだと終着点のない話を続けてしまう長年の友人A子は?ヤツと私を結ぶ糸はどんな糸かね?とふと思った時
地味な色でほつれまくってて、ぐちゃっとしてそう
なんて感想がでてきた
ほどけにくいし、目立たないから誰にも切られなさそう
なるほど、長く付き合ってる理由が分かるような、分からないような
ひとまずどんな糸も、大切に
長々と失礼しました
「たまには」って、なんだかウキウキする響き
たまには贅沢しよう、とか
たまにはのんびりしよう、とか
たまには遠回りして川沿いの道を歩いて帰ろう、とか
非日常を味わう楽しい文のはじまりだ
でも「たまには」を楽しめるのは、変わらない日常があるから
「たまには」を飾ってくれる、ありふれた日常にもありがとう