8/24/2025, 12:56:04 PM
鉄道で延々と西へ向かったことがある。サクッと、安全な範囲で1人になりたかったが、大動脈的なあの路線じゃ、どこまで行っても暮らしがあった。窓という窓に誰かの日常がある。逃げ場なんてないのだなと、思った。
帰りたいと思う、どこかへ。でもどこへ。
私の故郷にあなたはいないしあなたの故郷に私はいない。
16年経った今も、結局ここは見知らぬ街なのかもしれないし、16年経ってしまったから、18年生きた場所が私を歓迎しない。あるいはその私を私が歓迎しない。
(見知らぬ街)
8/23/2025, 3:19:12 PM
いまあのへんを生きる人
渦中にあるのだねと
対岸の火事的に見ているが
1時間後 私の世界が一変する
(遠雷)
8/22/2025, 12:55:52 PM
夜と人間が地続きになる季節
銀河鉄道がメンデルスゾーンを乗せて
幻のパワースポットに降り立ちそうだよ
明日が来ない夜に超特急で落ちてみない
未来を知らずに今だけ信じて生きてみない
何万光年先の瞬きがいま私の手の中にあるから
それがすべてで本当はここには何もない
(midnight blue)
8/22/2025, 12:32:32 PM
飛び立つ先も、相手も、思いつかないくらい大人になった。
(君と飛び立つ)
8/21/2025, 12:34:14 PM
不意の白昼夢の中に若かりしきみ
思い出だけで生きていけるほど強くもなく
覚えた夢を一つずつ忘れながら
自転車操業で生きているよ
きみの純粋をあと少しだけ貰っておけばよかった…かも
(きっと忘れない)