8/18/2025, 2:44:31 PM
ひとりひとり違う、皆の足音が好きだった。
ゆっくりどっしりしてるな、あの人かな。
パタパタ軽くて急いでるな、あの子かな。
ちょっと引きずってる感じ、あの方かな。
変に引っかかるの履いてた、あの子かな。
私の足音は、私にはよくわからない。
どこかの誰かに届いていたりするのかな。ちょっと、恥ずかしい気もするけど。
(足音)
8/17/2025, 2:45:46 PM
始まりの段階で終わりを予感するようになったのは、いつ頃からだろう。
永遠は、生を包含しているから、我々は常に永遠に触れている。子供と老人は、永遠という概念に近いところで生きているのではないか?明日を知らないということは。
人口の大多数、私のような生産年齢にある者は、何かと毎日便宜を図っているので、終わりを意識せざるを得ない。永遠については、普段忘れている。
終わるよ、今年の長い夏も必ず。
終わらない夏は、心の中に。
(終わらない夏)
8/16/2025, 3:17:49 PM
あの空までずっとこの感情を投げてしまって、そうして全てなかったことにして、ただの私で生きることができたら、隣人の幸せも祈ることができるだろう。
投げた感情は、雨が大地に降り注ぎ川となり流れ流れて海に注ぎまた上昇して雲が再び雨を降らせるように循環するかもしれない。大洋がそれを許容するだろう。
でもやっぱりだめだ、空に投げた感情が、神様に刺さってしまわないか、それが今度は気がかりで。
(遠くの空へ)
8/15/2025, 8:44:40 PM
言葉を諦めた先にある、記号の中の記号。
伝わらないということ、それは文字情報の限界ね。
伝わらないから、伝えない。だから伝わることもない。
だけどそれでも委ねてみたい、解釈をあなたに。
(!マークじゃ足りない感情)