見つめられると
あなたに見つめられると、わたしは無敵になってなんでも出来そうな気がする。
あなたに見つめられると、わたしの背中に羽が生えて身体が宙に舞ってどこへでも行けそうな気がする。
あなたに見つめられると、わたしはここに居ていいんだ、生きていていいんだって思える。
あなたに見つめられると、心が軽くなってまた何度でも何度でも頑張れそうな気がする。
あなたに見つめられると、身体が燃えるように熱くなって生きてるんだって実感出できる。
あなたに見つめられると、わたしの心臓が早足になってあなたに大好きって伝えてるの。
あなたに見つめられると、私は強くなれる。
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この頃、物語を書くのを仕事を言い訳にしてサボってます。どうもパーティ全滅勇者です。
皆さんの「あなた」は誰ですか??
恋人?片思いの人?それとも推し?
好きな人が居るだけで、一日が彩ってみえて何でも頑張れますよね!
恋人とデート。推しのライブやサイン会。片想いのあの人とのLINE。
頑張るための活力は大事ですよね✨
人生の素晴らしいスパイスです♪
ないものねだり
私は彼のビー玉のような澄んだ瞳が好きだ
綺麗なものを映し、人のいい所だけを見い出せるあの瞳が
人の悪いところしか目に見えず、濁りきった私の瞳と大違いだ
彼の透き通った肌が好きだ
健康的と言われる私と大違いで、儚い綺麗なあの肌が
彼の唇が好きだ
その口から柔らかい声に乗せて発せられる思いやりに満ちた言葉も
不平不満しか出ない私の口と大違いだ
彼の長く綺麗な指が好きだ
指輪さえも嫉妬する程の綺麗な指が
短くて指輪が似合わない私の指と大違いだ
彼の全てが私と大違い
全部全部好きで羨ましい
ないものねだりで選んだ彼は私の理想の王子様
彼と大違いな私を愛してくれる素敵な王子様
「君これ好きだったよね。」
あなたが優しく言うから
私を見つめて愛おしげに言うから
「うん」と頷いてしまった
「ありがとう」と言ってしまった
好きじゃないのに
むしろ嫌いなのに
好きな振りをした
あなたは、私を誰と勘違いしているの??
昔の彼女??片思いしていた人??
一体誰なの??
ねぇ教えてよ
あなたが近くにいるのに
見つめているのは私の筈なのに
私は1人でいるよりずっとずっと孤独だ
今日も私は知らない誰かの振りをする
天気予報を見ていて1番困るワード。
それは、“ところにより雨が降るでしょう”
ところって何処!?
ねぇ!!ここは降るの!?
職場付近は!?
遊びに行く予定地は!?
結局干した洗濯物を入れ込んで、出かける際は折りたたみ傘を頼らなければならなくなりますよね。
出かける時、少しでも荷物が減るようにと天気予報を見たはずが。
最初よりも荷物が増えている現象が…
ただ、恋人と過ごす時間。晴れていたはずが急に雨になった時。
傘をコンビニで2本買うの勿体ないから、1本でいいよねって。
その1本を2人で使う時。
相合傘をした時。触れる肩と肩の温もりと。
決して私を濡らさないようにと、私の方に傘を傾けてくれる恋人の優しさに触れた時。
“ところにより雨”が素敵な言葉に聞こえてきますね。
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はじめましての方ははじめまして。
そうでない方は、いつも閲覧して頂きありがとうございます。
パーティ全滅勇者でございます。
いつもは短編小説を書かせて頂いてますが、いい感じの物語が思い浮かばず…
なので、私の「ところにより雨」についての思いを書かせて頂きました。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
(特別な存在)
夕方の電車は嫌いだ。
窮屈で空気も淀んでるから。
そういう私も心が淀んでる1人だ。
私は電車に揺られながらバックに手を伸ばしスマホを取り出した。
通知はない。そっとスマホをバックにしまった。
1ヶ月前、仲のいい友人に男性を紹介してもらった。
友達は高校からの同級生で気立てが良くて皆から愛されてた。そんな彼女とも10年以上の付き合いだ。
友達はずっと彼氏がいない私を心配し、自分が動いてやらねばと思ったようだ。。私は恋人がいなくても死にやしないし、趣味は全て自己完結出来るため必要に感じなかった。
紹介してもらった男性は私と同じ歳だった。清潔感があり、川のせせらぎの様な優しい声で年齢よりずっと落ち着いていた。無口で表情も殆ど変わらず、だけど時折みせる笑顔が優しく印象的だった。私は人見知りだったが彼には億さず話すことができた。表情は柔らかく優しい瞳で私を見つめ、私の話に頷き傾聴してくれた。なんて居心地がいいのだろう。私は初めて他人の傍を居心地がよく感じた。
友達としていい付き合いができそうだ。私はそう思った。
時間は瞬く間に過ぎた。
連絡先を交換したが、食事に誘う勇気もなく時間だけが過ぎていった。
本当に私は友達になりたいだけなんだろうか?
でも一度会っただけで恋に落ちるなんて私には有り得ないことだ。きっと違う。そう言い聞かせた。
今日も何事もなく、仕事を終えて家に帰り着いた。
(あ、明日はゴミの日だ。準備しないと。)
家に帰りゆっくりする暇もなく、明日の準備と夕食の準備に取り掛かった。
代わり映えのない毎日だな。私の人生って面白味も何も無い。そう考えながら夕食を食べた。
毎日些細なことでも幸せだと感じるようにしていた。でも毎日毎日同じことの繰り返しで、ほとほと飽きてきた。
(そういえば明日はお母さん仕事休みだったはず。一緒に出かけれるか連絡してみよう。)
スマホを開いた瞬間、私は息を飲んだ。
(お久しぶりです。今度お食事でもどうですか?)
彼から連絡が来たのだ。私は胸を高鳴らせた。
彼に会える。どうしよう、ドキドキが止まらない。
これで初めて確信を持った。
彼が私にとって特別な存在になっていたことに。
私の抱いていた気持ちは恋心だったことに。
私は色褪せていた日常が、鮮やかな色に染まった気がした。
この部屋も外の景色も全てが違ってみえた。
私も彼にとっての特別な存在になれたらいいな。
そう願いながら彼へ連絡の返信をした。