花の香りを運ぶ風が僕の鼻腔をくすぐる
雲ひとつない青空には、私を見てと言わんばかりに太陽が光り輝いている
青々と茂った草木が優しく自然の音楽を奏でている
それに合わせて鳥たちが一斉に歌いだす
絵本のような美しい世界
でもなにかが足りない
僕の心を満たしてくれるなにかが
君だけが
ただ君だけが足りないんだ
未来への船を漕ぐためには
右手には夢の左手には希望のオールが必要だ
批判という名の荒波にも
世間という名の嵐にも立ち向かえる
頑丈な信念という船を作り上げなければならない
立ち向かへ夢ある若者よ
挫けるな少年 少女達よ
大志もつ若者を馬鹿にすることなかれ
かつて夢みた少年 少女達よ
ふとした瞬間頭によぎる
痛みも
苦しみも
怯えも
何もかも感じず
この世界から消え去ることができたら楽なのにね
幸せは目には見えない
決して物体として「こんにちは、私は幸せです」と言って出てはこない
小さな幸せも大きな幸せも目には見えない
小さな幸せか大きな幸せかなんて、受け取る人次第で変わるものだ
普段、私たちがロールパンを1つ貰ったとしよう
嬉しく受け取ったとしても、目の前にお寿司があったら、大きなハンバーガーがあったら
好きな食べ物があったら
ロールパンを分け与えてくれた喜びは、小さな幸せに分類されるかもしれない
しかし、何日も絶食していたとしよう
すごくすごく、空腹で目眩がして今にも倒れそうになっている
その時、1つのロールパンを受け取ったのなら
きっと分け与えてくれた喜びが、目の前に食べ物がある喜びが大きな幸せに分類されるであろう
心は水のようだ
水が満ちるように、心も満たされ
水が枯れるように心も枯れる
言葉は石のようだ
水に石を激しく投げ込むと波紋がうまれる
心に激しく言葉を投げ込むと波紋のように心が騒めく
水に優しく石を投げ込むと音もなく静かに落ちていく
心に優しく言葉を投げかけるとストンと言葉が心に入っていく
波が穏やかだと優しい波音が奏でられる
心が穏やかだと優しい声が奏でられる
水の波が激しくなると周りを巻き込む
情緒が激しくなると周りへ当たり散らしてしまう
美しい七色の虹がかかると水面はそれを映し出す
美しい心の持ち主と居ると自分まで美しくなる
汚いものが近くにあると、水面はそれを映し出す
下劣な人の近くにいると自分の心まで侵食される